【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 51,179.87  ▼341.41 (10/7)
NASDAQ: 27,538.69  ▼61.20 (10/7)

1.概況

米国市場は主要3指数揃って下落しました。9月のFOMCの議事要旨が公開され、参加者全員が利上げ決定を支持しており、根強いインフレへの懸念があらためて明らかとなりました。また、多くの参加者が年内にもう一度利上げをすることが適切である可能性が高いと考えていることも明らかとなりました。

ダウ平均は114ドル安の51,406ドルでこの日の取引を開始し、寄付きがこの日の高値となりました。寄付き直後に下落幅を拡大し、日本時間23時45分に603ドル安の50,917ドルでこの日の安値をつけました。その後、下落の流れは一服しやや値を回復したものの、最終的に341ドル安の51,179ドルでこの日の取引を終え5日ぶりの反落となりました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は61ポイント安の27,538ポイントで6日ぶりの反落、S&P500株価指数は17ポイント安の7,801ポイントで5日ぶりの反落となりました。

2.経済指標等

主要な経済指標の発表はありませんでした。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち4業種が上昇、7業種が下落となりました。ヘルスケアが1.1%高、一般消費財・サービスが0.2%高、生活必需品が0.1%高となりました。一方で、資本財・サービスが2.1%安、素材が1.5%安、不動産が1.4%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は330銘柄中10銘柄が上昇しました。アムジェン[AMGN]が2.6%高、ジョンソン・エンド・ジョンソン[JNJ]、アマゾン・ドットコム[AMZN]が1.4%高となりました。また、アップル[AAPL]は韓国のLGとドアベル等のスマートホーム機器を共同開発する計画が報じられ0.9%高となりました。一方で220銘柄が下落し、キャタピラー[CAT]は米連邦取引委員会(FTC)や農務省(USDA)が農機業界で反競争的な慣行がないか調べ始めたことが分かり5.8%安となり構成銘柄中でトップの下落率となりました。ハネウェル・インターナショナル[HON]が2.2%安、シャーウィンウィリアムズ[SHW]が1.9%安となりました。

5.為替・金利等

長期金利は前日と同じ5.28%となりました。8日朝のドル円相場は158円台前半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

インフレ懸念が引き続き根強いことから米国主要3指数は揃って下落しました。直近は株式相場全体が史上最高値付近での推移が続いていたこともあり下落しましたが、インフレ懸念以外に大きな材料はなく、下げ幅は限定的でした。また、長期金利は米財務省が実施した10年債入札で一定の需要が確認されたことで金利は前日終値を下回る場面もあったことも株式市場の下支えとなりました。
夜間の日経平均先物は570円安となり69,790円で取引を終えました。米国市場の下落の流れを受けて本日の日本市場は売りが優勢でのスタートとなりそうです。また、本日は日銀支店長会議があり地域経済報告(さくらレポート)が公表されるため注目されそうです。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)