【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 51,461.90 ▼631.21 (9/16)
NASDAQ: 25,978.43 ▼3.15 (9/16)
1.概況
米国市場は主要3指数揃って下落しました。FOMCでは市場の予想通り約3年ぶりの0.25ポイントの利上げとなりました。また、会見ではタカ派寄りの姿勢が示されたほか、ドットチャートでも年内の利上げが示唆されました。
ダウ平均は22ドル高の52,115ドルでこの日の取引を開始しました。寄付き直後に上昇し、日本時間22時31分に80ドル高の52,173ドルでこの日の高値をつけました。その後、前日の終値を挟んで横ばい圏での推移が続きましたが、FOMCの会見でタカ派寄りの姿勢が示されると大きく下落しました。日本時間4時26分に906ドル安の51,186ドルでこの日の安値をつけ、以降はやや下落幅を縮小しましたが最終的に631ドル安の51,461ドルでこの日の取引を終え3日続落となりました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は3ポイント安の25,978ポイント、S&P500株価指数は33ポイント安の7,551ポイントでいずれも3日続落となりました。
2.経済指標等
FOMCでは市場予想通り約3年ぶりに0.25ポイントの利上げが決定しました。また、8月の小売売上高が発表され、前月比1.2%上昇となり、市場予想(0.9%上昇)を上回りました。また、自動車を除くコアは同1.4%上昇となり、こちらも市場予想(0.5%上昇)を上回りました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち3業種が上昇、8業種が下落となりました。情報技術が0.1%高、ヘルスケア、公益事業がいずれも0.1%未満の上昇となりました。一方で、エネルギーが3.0%安、金融が1.6%安、素材、一般消費財・サービス、不動産が0.7%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中9銘柄が上昇しました。ハネウェル・インターナショナル[HON]が2.1%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。また、エヌビディア[NVDA]はアップル[AAPL]が同社製品を組み込んだサーバーの開発を計画していることが報じられ0.8%高となりました。また、メルク[MRK]も同じく0.8%高となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、インテル[INTC]は韓国の半導体メモリー製造のSKハイニックス[SKHY]と米国での生産にあたり協力する可能性が報じられ4.0%高となりました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.02%高い5.02%で取引を終えました。17日朝のドル円相場は156円台前半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
FOMCでタカ派寄りの姿勢が示されたことで米国の主要3指数は揃って下落しました。会見では、引き続き高い水準でインフレが継続していることに言及しました。また、18人が今後の利上げ見通しを示し、そのうち16人が年内の利上げを予想し継続的な利上げの可能性を示唆しました。ただ、トランプ米大統領は利上げに否定的な姿勢と見られていることから、政権との関係性が注目されます。
夜間の日経平均先物は410円高の64,250円で取引を終えています。米国市場は下落しましたが、日本では明日、日銀金融政策決定会合が控えていることから大きな変化は起きにくい展開が見込まれます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)

