【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 53,686.11 △624.16 (9/3)
NASDAQ: 26,584.06 △366.23 (9/3)
1.概況
米国市場は主要3指数揃って上昇しました。FRB(連邦準備制度理事会)のウォラー理事が9月のFOMC会合で金利据え置きを支持する可能性を示唆したことで米国債の利回りが短期債を中心に低下しました。ただ、来週発表される8月のインフレデータ次第とも述べました。
ダウ平均は247ドル高の53,309ドルで取引を開始しました。寄付き後、上昇幅を縮小し日本時間23時10分に224ドル高の53,286ドルでこの日の安値をつけました。その後、反発し日本時間0時31分に684ドル高の53,746ドルでこの日の高値をつけました。以降は概ね横ばい圏での推移が続き、最終的に624ドル高の53,686ドルでこの日の取引を終え、続伸となりました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は366ポイント高の26,584ポイント、S&P500株価指数は81ポイント高の7,747ポイントで続伸しました。
2.経済指標等
8月のISM非製造業景気指数は55.4となり、市場予想(54.2)を上回りました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち8業種が上昇、3業種が下落となりました。一般消費財・サービス、金融が1.6%高、コミュニケーション・サービスが1.5%高となりました。一方で、エネルギーが0.7%安、素材が0.5%安、生活必需品が0.1%未満の下落となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中23銘柄が上昇しました。ゴールドマン・サックス[GS]が3.3%高、セールスフォース[CRM]が2.9%高、マイクロソフト[MSFT]が2.7%高となりました。シスコシステムズ[CSCO]、ウォルト・ディズニー[DIS]が0.8%安、マクドナルド[MCD]、プロクター・アンド・ギャンブル[PG]が0.5%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、ビッグデータの管理・分析サービスのスノーフレイク[SNOW]は2026年5-7月期の決算を発表し売上高などが市場予想を上回り16.6%高と大幅高となりました。また、テスラ[TSLA]は、本日開催される完全自動運転車両の「サーバーキャブ」招待制イベントへの投資家の期待感から5.4%高となりました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.02%低い4.76%となりました。4日朝のドル円相場は155円台後半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国債利回り低下から米国の主要3指数は揃って上昇しました。前述の通り、ウォラー理事による9月FOMCでの金利据え置きの可能性が示唆されたことが利回り低下の背景にあります。しかし、今夜は雇用統計の発表があるほか、来週にはインフレ指標の発表があり、今月の利上げ有無の判断はそれらのデータ次第となりそうです。
夜間の日経平均先物は430円高の64,660円で取引を終えました。米国の全面高の流れを引き継ぎ、本日は買いが優勢となるスタートが見込まれます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)

