【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 53,185.90 ▼374.09 (8/31)
NASDAQ: 26,370.89 ▼31.53 (8/31)
1.概況
米国市場は主要3指数が揃って下落しました。米国とイランが約1ヶ月ぶりに相互に攻撃を加え、中東情勢が再び緊迫化しています。それを受けて、原油価格や国債利回りは上昇しました。
ダウ平均は97ドル安の53,462ドルでこの日の取引を開始しました。寄付きがこの日の高値となり、その後、下落幅を拡大し日本時間23時32分に436ドル安の53,123ドルでこの日の安値をつけました。以降はやや下落幅を縮小したものの、概ね横ばい圏で推移し最終的に374ドル安の53,185ドルでこの日の取引を終えました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は31ポイント安の26,370ポイント、S&P500株価指数は25ポイント安の7,686ポイントでいずれも続落しました。
2.経済指標等
主要な経済指標の発表はありませんでした。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち2業種が上昇、9業種が下落となりました。エネルギーが2.1%高、情報技術が0.3%高となりました。一方で、コミュニケーション・サービスが1.6%安、公益事業、資本財・サービスが1.2%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中6銘柄が上昇しました。シェブロン[CVX]が2.1%高、ウォルマート[WMT]が1.7%高となりました。また、エヌビディア[NVDA]は台湾の半導体メーカーであるメディアテックに35億ドルを投資し、データセンターのエコシステムにより多くの企業を取り込む動きの一環として協力関係を深めることを発表し1.5%高となりました。一方でアマゾン・ドットコム[AMZN]は、広告料金をめぐり連邦取引委員会(FTC)が同社に対する提訴を準備していることが報じられ2.5%安となり構成銘柄中の下落率トップとなりました。アルファベット[GOOGL]が2.1%安、ハネウェル・インターナショナル[HON]、シャーウィンウィリアムズ[SHW]が1.8%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、スペースX[SPCX]は、最高経営責任者(CEO)のマスク氏が供給ひっ迫緩和を目指し天然ガスタービンの部品を鋳造するとSNSに投稿し1.6%高となりました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.03%高い4.75%となりました。1日朝のドル円相場は159円台後半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国主要3指数は中東情勢悪化の懸念から揃って下落しました。ホルムズ海峡をめぐり再び緊張が走っており、今後の展開が注目されます。これにより原油や長期金利が上昇し、10年債利回りは2025年1月以来の高水準を付ける場面もありました。
夜間の日経平均先物は630円安の65,820円で取引を終えました。米国市場の下落の流れを受けて本日の日本市場は売りが優勢でのスタートとなりそうです。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)

