【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 53,459.78  ▼272.63 (8/17)
NASDAQ: 26,644.91  ▼84.25 (8/17)

1.概況

米国市場は主要3指数が揃って続落しました。中東情勢をめぐり、トランプ米大統領がオマーンへの攻撃の可能性を示唆したほか、米国とイランの間の停戦も期限を経過したものの紛争終結を急がない姿勢を示しました。これにより中東情勢の先行き不透明感が意識され原油価格が上昇しインフレ懸念が強まったことで投資家心理が悪化し売りが優勢の展開となりました。

ダウ平均は69ドル安の53,663ドルでこの日の取引を開始しました。寄付きが高値となり、しばらくは横ばい圏で推移する場面もあったものの、徐々に下落幅を拡大しました。日本時間2時40分に337ドル安の53,395ドルでこの日の安値をつけました。以降はやや下落幅を縮小したものの最終的に272ドル安の53,459ドルでこの日の取引を終えました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は84ポイント安の26,644ポイント、S&P500株価指数は40ポイント安の7,745ポイントでいずれも続落しました。

2.経済指標等

主要な経済指標の発表はありませんでした。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち1業種が上昇、10業種が下落となりました。エネルギーが0.9%高となりました。一方で、コミュニケーション・サービス、生活必需品が1.5%安、金融、一般消費財・サービスが1.0%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中7銘柄が上昇しました。キャタピラー[CAT]が2.9%高、シェブロン[CVX]が1.4%高、ゴールドマン・サックス[GS]が1.1%高となりました。一方で、ナイキ[NKE]が4.0%安、ウォルト・ディズニー[DIS]が3.1%安、マイクロソフト[MSFT]が3.0%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、サンディスク[SNDK]はラトニック米商務長官がアップル[AAPL]に対して、米企業が中国製のメモリーを使用するのが好ましくないことをはっきり伝えたことが報じられ、米国企業のメモリー需要が維持されるとの期待から8.9%高となりS&P500株価指数構成銘柄中の上昇率トップとなりました。同様に米国企業のメモリー需要維持の期待からマイクロン・テクノロジー[MU]も4.1%高となりました。蒸留酒の製造・販売をするコンステレーション・ブランズ[STZ]は保険のバークシャー・ハサウェイ[BRK.B]が同社株の保有を減らしたことが当局への報告で明らかになったことで6.2%安となりました。

5.為替・金利等

長期金利は前日比0.03%高い4.72%となりました。18日朝のドル円相場は159円台前半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

中東情勢の先行き不透明感から米国主要3指数はいずれも続落となりました。昨日は米国市場が全体的に下落する展開となりましたが、8月に入り、ダウ平均やS&P500株価指数はいずれも最高値を更新する場面もあり依然として高値圏での推移となっています。また、フィラデルフィア半導体株指数は昨日1.6%高となっています。
夜間の日経平均先物は320円安の68,970円で取引を終えています。米国市場の下落の流れを引き継ぎ本日の日本市場は売りが優勢でのスタートが見込まれます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)