東京市場まとめ

1.概況

日経平均は607円高の64,565円と続伸して取引を開始しました。前日の米国市場では、中東情勢を巡る警戒感が和らいだことが好感され、ダウ平均・S&P500株価指数がともに最高値を更新し、日本市場もリスクオン姿勢から買いが優勢となりました。序盤に上げ幅を拡大した日経平均は1,903円高の65,861円で前引けとなりました。

後場も勢いを落とすことなく、堅調な推移となった日経平均は15時13分に2,344円高の66,302円をつけ、この日の高値を更新しました。その後も高値圏で推移し、最終的には2,342円高の66,300円で大引けとなりました。

TOPIXは84ポイント高の4,046ポイントで続伸、新興市場では東証グロース250指数が19ポイント高の723ポイントで5日続伸となりました。

2.個別銘柄等

ソフトバンクグループ(9984)は14.0%高の5,958円をつけ、大幅反発となりました。前日の米国市場では、主要な半導体関連銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が6.6%高となったほか、同社傘下のアーム・ホールディングス[ARM]が17%超上昇したことが買い材料となりました。

ダイキン工業(6367)は6.3%安の22,265円をつけ、大幅反落となりました。4日、2027年3月期の第1四半期決算は、純利益が前年同期比2%減の801億円であったと発表しました。米国の関税や新興国の通貨安、原材料の高騰などが減益の理由とされており、市場予想を下回ったことが嫌気されました。

イビデン(4062)はストップ高水準となる24.5%高の20,330円と大幅続伸で取引を終えました。4日、2027年3月期(今期)の営業利益が前期比2倍の1270億円になる見込みと発表しました。従来予想から900億円の上方修正に加え、市場予想を上回る業績ガイダンスが好感されました。

川崎汽船(9107)は5.2%安の2,714.5円をつけ続落となりました。4日発表した2027年3月期の第1四半期決算にて、純利益が前年同期比22%減の233億円で減益となったことで、材料出尽くしとみた売りが出たようです。

IHI(7013)は6.5%安の2,691.5円をつけ、大幅反落となりました。5日、2027年3月期(今期)の当期純利益が前期比7%増の1720億円と過去最高を見込むと発表しました。従来予想から上方修正を発表したものの、市場予想には届かず業績予想への物足りなさを材料視した売りが出ました。

VIEW POINT: 明日への視点

日経平均は3.7%高の66,300円と大幅続伸となりました。米国株高や中東情勢の緊張緩和が買いを呼びました。明日の材料には、本日も内外主力銘柄の決算発表があげられます。

国内では大引け後に太陽誘電(6976)、ローム(6963)、花王(4452)、アステラス製薬(4503)など、米国では半導体メモリーのサンディスク[SNDK]、イーライ・リリー[LLY]、ウォルト・ディズニー[DIS]などの決算発表が予定されています。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)