【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 53,178.41 △693.38 (8/3)
NASDAQ: 25,913.90 △540.04 (8/3)
1.概況
米国市場は主要3指数揃って上昇しました。トランプ大統領がイランへの大規模攻撃を中止し原油価格が急落したことが好感され、ダウが最高値を更新したほか米国債利回りもインフレ緩和期待から下落しました。
ダウ平均は274ドル高の52,759ドルでこの日の取引を開始しました。寄付きでこの日の安値をつけ、直後に上昇幅を拡大しました。その後、一時は伸び悩み上昇幅を縮小する場面もありましたが、日本時間2時ごろに反発し日本時間4時57分に745ドル高の53,230ドルでこの日の高値をつけ、最終的に693ドル高の53,178ドルでこの日の取引を終えました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は540ポイント高の25,913ポイント、S&P500株価指数は110ポイント高の7,600ポイントでいずれも3日続伸しました。
2.経済指標等
米国の7月のISM製造業景気指数が発表され、節目の50を上回る55.6となり、市場予想の53.9を上回りました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち8業種が上昇、3業種が下落となりました。コミュニケーション・サービスが4.3%高、一般消費財・サービスが2.7%高、資本財・サービスが1.9%高となりました。一方で、エネルギーが1.2%安、生活必需品が0.3%安、ヘルスケアが0.2%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中19銘柄が上昇しました。ボーイング[BA]は米航空当局から開発中の新型機「737MAX7」の型式認証を得たことで8.0%高となり構成銘柄中の上昇率トップとなりました。マイクロソフト[MSFT]、アルファベット[GOOGL]がいずれも4.9%高となりました。一方で、マクドナルド[MCD]が2.0%安、メルク[MRK]、シェブロン[CVX]がいずれも1.9%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、バイオ医薬品のブリストル・マイヤーズ[BMY]は英国の製薬会社のアストラゼネカ[AZN]との統合案を協議していることが報じられましたが0.2%高にとどまりました。また、ホテル運営のマリオット・インターナショナル[MAR]は中東の混乱の影響でワールドカップなどによる売上を相殺してしまったとして第三四半期の見通しが予想を下回ったことで7.0%安となりました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.05%低い4.68%となりました。4日朝のドル円相場は157円台前半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国主要3指数は中東情勢緩和の期待から揃って上昇しました。また、3日に発表されたISM製造業景気指数も市場予想を上回り前月よりも上昇したことも好感されました。ドル円相場をめぐっては日米による協調介入が意識される中、一時155円台後半まで円高が進む場面もありました。現在は157円台まで再び円安となっていますが今後150円台での定着が進むか注目が集まります。
夜間の日経平均先物は360円安の63,470円となっています。本日の日本市場は円高の影響もあり売り優勢でのスタートが見込まれます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)

