【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 51,947.25 △235.60 (7/24)
NASDAQ: 24,975.82 ▼161.87 (7/24)
1.概況
米国市場は直近で上昇を続けていた原油高が一服したことが投資家心理を支えた一方で、フィラデルフィア半導体株指数は4%超えの下落となるなど半導体関連銘柄が売られたことでまちまちの展開となりました。
ダウ平均は79ドル高の51,791ドルでこの日の取引を開始しました。寄付き後は横ばい圏で推移する展開の中で下落に転じる場面もあり、日本時間23時44分に29ドル安の51,682ドルでこの日の安値をつけました。その後は上昇に転じ、日本時間1時27分に406ドル高の52,118ドルでこの日の高値をつけました。以降は上昇幅を縮小し、235ドル高の51,947ドルでこの日の取引を終えました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は161ポイント安の24,975ポイントで続落、S&P500株価指数は3ポイント高の7,411ポイントで反発しました。
2.経済指標等
主要な経済指標の発表はありませんでした。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち10業種が上昇、1業種が下落となりました。不動産が2.4%高、素材が1.4%高、生活必需品が1.0%高となりました。一方で、情報技術が0.9%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中23銘柄が上昇しました。セールスフォース[CRM]が4.3%高、アイビーエム[IBM]が3.7%高、アップル[AAPL]が3.5%高となりました。一方で、アメリカン・エキスプレス[AXP]は24日に2026年4-6月期決算を発表し、売上高が市場予想を下回ったほか、26年12月期の通期の収益見通しも市場予想に届かず4.3%安で構成銘柄中の下落率トップとなりました。ハネウェル・インターナショナル[HON]、ゴールドマン・サックス[GS]がともに1.3%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、メディア大手のパラマウント・スカイダンス[PSKY]は13日に買収差し止めを求めて12の州から提訴されたことを背景としワーナーブラザース・ディスカバリー・インク[WBD]の買収を最長2027年6月まで延期する方針が発表されたことで3.3%安となりました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.02%低い4.67%となりました。27日朝のドル円は163円台後半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国市場は原油安による投資家心理の改善と半導体関連銘柄の下落が交錯し高安まちまちの展開となりました。中東情勢をめぐり、パキスタンが米国とイランの戦闘終結に向けた協議再開への道筋を模索していると報じられたことが原油安につながりました。また、約2週間続いていた米国のイランへの攻撃は週末に中断されました。今後の停戦交渉の進展が注目されます。
夜間の日経平均先物は270円安の64,290円で取引を終えました。米国での半導体銘柄の下落の流れはあるものの、今週は日本では日銀金融政策決定会合、米国ではFOMCがそれぞれあるため様子見ムードが出やすく、大きな動きは起きにくいスタートが見込まれます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)

