東京市場まとめ
1.概況
日経平均は305円高の66,421円と反発して取引を開始しました。昨日の米国市場は全体としては下落したものの、半導体関連銘柄の上昇や押し目買いの流れをうけて小幅な上昇となりました。寄付き後は上昇幅を拡大し、10時10分に906円高の67,022円でこの日の高値をつけました。その後は伸び悩む場面が続き上昇幅を縮小して308円高の66,424円で前引けとなりました。
後場は小幅に上昇したものの、上値が重い展開が続き最終的に307円高の66,422円で反発して取引を終えました。
TOPIXは20ポイント高の4,053ポイントで3日続伸、新興市場では東証グロース250指数が2ポイント高の699ポイントで反発しました。
2.個別銘柄等
オービック(4684)は0.4%安の4,161円をつけて小幅に続落となりました。22日に第1四半期決算を発表し、売上高が前年同期比13.2%増、営業利益が同15.7%増とともに順調ではあるものの、サプライズに乏しく、株価の反応は限定的となりました。
三井松島ホールディングス(1518)は25.8%高の1,953円でストップ高となりました。22日に営業利益・純利益を上方修正したほか、配当を従来予想の74円から130円まで大幅に引き上げたことが好感されました。綿棒製造を手掛ける山洋の子会社化による収益基盤の拡大や子会社の上場株式投資による特別利益の計上で業績予想を引き上げました。
フェローテック(6890)はストップ高となる20.2%高の8,940円となりました。半導体製造装置部品を手掛ける同社は、22日に2026年4月-12月までの連結純利益見通しを従来予想比100億円増の330億円へと上方修正しました。
JX金属(5016)は4.6%高の3,946円となりました。韓国の半導体の回路形成に使う半導体材料の拠点に40億円を投資し、加工能力を現状の約2倍に引き上げる旨の報道がされたことが材料となりました。直近では韓国のメモリー大手のサムスン電子やSKハイニックスが800兆ウォンの投資計画を発表していました。
FOOD & LIFE COMPANIES(3563)は2.0%高の5,433円となりました。22日からスシローの定番メニューの1割で20-30円の値上げがされたことで収益改善期待が進みました。ホームページ上では既に値上げ発表はされていたものの、22日に複数メディアがあらためて値上げを報じました。
VIEW POINT: 明日への視点
米国市場の下落と半導体関連銘柄の上昇の流れから小幅な上昇となり、日経平均は307円高となりました。来週は米国でFOMC(米連邦公開市場委員会)、国内では日銀政策決定会合を控え、様子見ムードが出てくる展開が考えられます。明日には日本の全国CPI(消費者物価指数)の発表がありインフレ動向を判断するうえで注目されます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)

