連休明けの日本市場は海外市場で半導体株の下落が一服するか次第
今週の日本株式市場は、前週に急落したAI・半導体関連株の自律反発を探りながらも、値動きの荒い展開が続くと予想する。20日月曜日は海の日の祝日で東京市場が休場となるため、連休中の米国株、米長期金利、原油価格、為替相場の動きを21日の寄り付きにまとめて織り込むことになる。言わずもがなのことではあるが、週明けの海外市場で半導体株の下落が一服すれば、日本株にも買い戻しが入りやすい一方、調整が続けば21日は再び大きく売られて始まる可能性がある。
AI・半導体のかげで出遅れた分野への循環物色を交える神経質な展開に
前週の日経平均株価は、AI・半導体株への利益確定売りが加速し、17日には前日比2,694円安の6万4141円まで下落した。6月25日に付けた最高値7万2366円からの下落率は1割を超え、短期間で相応の値幅調整が進んだことになる。17日の下落局面では、米国の半導体株安に加え、中東情勢の緊迫化と原油価格上昇への警戒も投資家心理を冷やした。
もっとも、日経平均は高値から大幅に下落しており、短期的には売られ過ぎ感も意識される水準だ。信用取引や先物を通じた投機的な買い持ちの整理が進めば、悪材料に対する市場の反応は次第に鈍くなる。ただし、これまで相場を牽引してきた半導体株が直ちに高値を取り戻す展開は想定しにくい。これまでのAI・半導体株一極集中相場のかげで出遅れていた内需やサービス、その他の製造業などへの循環物色を交えながら、半導体株の底入れを探るような神経質な展開となりそうだ。
今週の最大イベントはアルファベットの決算発表
国内では22日にオービック(4684)、23日にディスコ(6146)、24日には中外製薬(4519)、信越化学工業(4063)などの決算発表が予定されている。特にディスコの決算は、AI・半導体関連株全体の投資家心理を左右する可能性が大きい。
しかし、なんと言っても今週の大きな材料は22日のアルファベット[GOOGL]の決算発表だ。AI・半導体株の調整の一因は、ハイパースケーラーの投資継続の可能性についての懸念であるだけにアルファベットの決算でその手掛かりが得られるか否かが大きな鍵を握る。
予想レンジは6万2000円-6万7000円とする。

