アメリカ出張から帰ってきてずっとバタバタと忙しくしていたせいか、或いは急に天候が暖かくなったせいか、どちらかは分かりませんがふと気づくと春は来ていました。昨日朝早くにテレビに出演した後、お昼過ぎからの東証アローズでのオリエンテーション・コミティーに出るまでの間、都心の裏通りをちょっと散策してみました。
六本木から溜池に抜ける途中、アメリカ大使館職員宿舎の裏手辺りは、高層ビルに囲まれているにもかかわらず、都心とは思えない穏やかさと風情があります。赤坂氷川神社という八代将軍吉宗が建てさせた神社があるのですが、その境内の作りはどこか郊外の大きな神社にいるような錯覚を起こさせる神々しさがあり、昔ながらの造作もよく保存されています。すぐ近くには忠臣蔵で有名な南部坂もあります。その界隈に、紅梅、白梅、沈丁花、椿がすべてまとめて咲き乱れていました。
「人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香ににほひける」
古今集春歌に収められた貫之の歌ですが、沈丁花の匂いはいつも私を同じ場所に引き戻します。
春来ぬ
松本大のつぶやき

- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 、マネックス証券 ファウンダー
- ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、その後代表執行役会長。2025年4月より会長(現任)。東京証券取引所の社外取締役を5年間務め、政府のガバナンス改革会議等に参加し、日本の資本市場の改善・改革に積極的に取り組んで来た。ヒューマン・ライツ・ウォッチの副会長を務め、現在は米国マスターカード・インコーポレイテッドの社外取締役。東京大学法学部卒業。
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