先週(2026年7月21日-24日)の日経平均は週初には2,000円超の上昇となったものの、週末には大幅反落となり、週間では470円(0.7%)高となりました。半導体関連銘柄を中心にボラティリティーの高い相場が続いている中で、今回は相対力指数(RSI)に注目してみます。RSIとは、特定の期間における価格の変動を基に、買われ過ぎや売られ過ぎの状態を示す指標です。具体的にはRSIは0から100の範囲で数値化され、一般的には70以上の値が「買われ過ぎ」、30以下の値が「売られ過ぎ」と解釈されます。今回は市場のベンチマークとされるTOPIXをアウトパフォームする大型株で、RSIが過度に高まっていない銘柄をピックアップしてみます。
<抽出条件>
・時価総額500億円以上
・年初来株価騰落率がTOPIXをアウトパフォーム
・相対力指数(RSI 期間:14日)が50未満で、RSIの低い順に15銘柄を抽出
リストを確認すると、金属加工品メーカーのテクノフレックス(3449)やリユース品・買い取り販売を手掛けるBuySell Technologies(7685)、大型株ではファーストリテイリング(9983)などが抽出されました。テクノフレックスは、材料出尽くしとの見方から7月は軟調な推移となっているものの、今期(2026年12月期)の業績予想を上方修正(営業利益を従来の29億円から35億円に増額)したほか、中間配当は従来予想から2円増額となる31円と株主還元も拡大しています。また、BuySell Technologiesは月次の訪問買い取り仕入れ高における伸び率鈍化をきっかけに、株価は下落基調で推移しています。一方で、インフレ下における消費者の節約志向からリユース品需要が強いといった指摘や、5月に今期の業績見通しを上方修正したものの、一部ではなお保守的であるといったアナリスト評価もされています。ファーストリテイリングは今月9日に2026年8月期の第3四半期決算を発表し、通期の業績見通しを上方修正しました。市場予想も超えるガイダンスとなった一方で、決算後も株価は軟調な推移となっています。同社は海外事業を中心に高成長が見込まれており、決算後にはアナリストによる目標株価の引き上げも散見されます。それぞれ堅調な業績見込みに対し、売りが優勢の状況と言え、ファンダメンタルズの観点からもウォッチしていきたい銘柄群と考えられます。
また、中東情勢の緊迫化など不確実性の高まりも相まって、過熱感の高い銘柄には調整が入る可能性も視野に入れるべき局面と考えられます。一方で、相対的に過熱感の低い銘柄は一定の耐性を持ちうると期待でき、RSIなどのテクニカル指標の水準に注目しても良いかもしれません。

