上昇トレンド回復のカギは?

7月22日付のコラム「トレンドラインのサポートが続くか注目の週」では、「2025年10月31日の終値と2026年2月27日の終値を結んだトレンドラインのサポートが今後も続くかが注目ポイント」としました。しかし、7月17日に窓を開けて下放れるとともにサポートラインを割り込んで取引が始まると、そのまま下げ幅を広げる展開となりました。また取引時間中、75日移動平均線を下回る場面がありました。

ただ、7月17日の終値ベースで75日移動平均線上を維持したことに加え、3連休明けとなる7月21日には上向きの75日移動平均線をサポートに大幅反発し、一旦割り込んだサポートラインに接近しているのが分かります(図表)。こうした状況から今週(7月20日週)は、トレンドライン上を回復して維持できるかが上昇トレンド復活のカギになりそうです。

【図表】日経平均株価(日足)
出所:i-chartより株式会社インベストラスト作成
※移動平均線の期間は5日(青線)、25日(赤線)、75日(グレー線)で設定
※出来高はプライム市場
※モメンタムの期間は10日(青線)で設定し、モメンタムの3日移動平均線(赤線)も表示

仮にトレンドライン上を回復して維持できるようであれば、下向きの25日移動平均線付近まで戻すことが期待されます。その反面、トレンドラインを上回っても維持できず、押し返されたり、下向きに変化した25日移動平均線に押し返され、戻せなくなったりするようだと、トレンドライン上を維持できずに割り込み、場合によって75日移動平均線を下回ることが考えられます。

決算発表がこれから本格化するなかで、トレンドライン上を回復できないときは下落の継続に注意が必要です。

待ち望まれるモメンタムの変化とは?

上昇と下落の勢いを教えてくれるモメンタムを見ると、相変わらず、上昇と下落の勢いの判断の分かれ目となる0ラインを下回っているうえ、水準も切り下がってきており、下落の勢いが強い状態が続いていると考えられます。

そのため、モメンタムとその移動平均線であるシグナルの両方が急上昇し、0ラインを上回って維持できるかが注目ポイントになるでしょう。仮に2本線が急上昇して0ラインに接近したり、上回ったりするようであれば、下落の勢いが低下するとともに、上昇の勢いが回復することが期待されます。

一方で、2本線が上昇しても限定的だったり、下向きに変化してさらに低下が続いたりすると、下落の勢いがさらに強まって75日移動平均線を終値で割り込むことが考えられますので注意したいところです。