最近、頭の中を占めているのはサイバーセキュリティのことばかりです。毎日のようにサイバー攻撃や情報漏えいのニュースが流れてきます。それにしても多い。もはや個人情報など、世の中に筒抜けになっているのではないかとさえ感じます。私たち自身もその影響を受ける中、リスクをいかに早く察知し、被害を未然に防ぐか、あるいは最小限にとどめるか。その難しさと重要性を痛感しています。同時に、デジタル社会の便利さと、その裏側にあるリスクについても改めて考えさせられています。

そんな折、先日、大阪の実家で昔の写真を整理していたときのこと。セピア色に色褪せた、小さい頃の写真がたくさん出てきました。昔はフィルムを現像して、一枚一枚アルバムに収め、日付や思い出を書き添えたものです。今はスマートフォンで何枚でも撮影でき、膨大な写真をデジタル空間に保存できます。便利になった一方で、一枚の写真、一瞬の出来事の価値が、相対的に下がってしまったようにも感じます。

そして先週金曜日。サイバーセキュリティのことが頭から離れない中、八戸オフィスの社員とのBBQに参加してきました。正直、行くかどうか悩みましたが、とんぼ返りで行ってきました。こういう時こそ、日々の業務を支えてくれている社員と直接顔を合わせ、言葉を交わす時間を大切にしたいと思ったからです。

さまざまなやり取りがデジタルで完結する時代です。でも、人と人との何気ない会話や、ちょっとした気づき、まだうまく言葉にできない違和感。そんなものを遠慮せずに口に出し、仲間を信じて共有することが、とても大切なのだと思います。

もちろん、サイバーセキュリティには技術的な対策が欠かせません。でも、それだけでは十分ではない。誰かが気づいた小さなことに、みんなで耳を傾け、考え、行動する。そんな風土が、組織を守る力にもなるはずです。

色褪せた写真も、人と人との何気ない会話も、便利さや効率だけでは測れない価値があります。デジタル化が進めば進むほど、アナログの価値が見直されていく。そんな時代になるのかもしれませんね。