WTI原油価格は10月16日まで7日続伸
原油相場のじり高が続いています。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油価格は10月16日まで7日続伸し、1バレル=99.02ドルまで回復しました。10月6日に一時つけた86.86ドルの安値から約14%上昇し、100ドルの節目が射程圏に入ってきました。
ただ、100ドルに至らずとも、10月16日までの上昇によりボリンジャーバンド(20日線)では+2シグマを上回る強気サインが点灯しました。7月2日の安値67.04ドルを起点とする短期的な安値切り上げの波動が継続しているようです。
WTI原油月足の一目均衡表で、強気相場を示す3つの条件
9月15日の直近高値106.75ドルも視野に入ってきました。106.75ドルを上回ると、7月2日の安値からの上昇は第3波に突入します。106.75ドルから10月6日安値86.86ドルまでの下落幅の倍返しは126.64ドルとなり、3月の年初来高値(119.48ドル)を更新する計算となります。
年初来高値更新の可能性は決して低くありません。月足の一目均衡表では、強気相場を示す「三役好転」の局面にあるからです。三役好転とは、「転換線が基準線を上回る」「価格が雲を上回る」「遅行スパンが20日前の価格を上回る」という3つの条件がそろった強気シグナルです。
2026年は3月の大幅な上昇によって、「価格が雲を上抜ける」「遅行スパンが20日前の価格を上回る」という2つの条件を満たしました。そして、9月には「転換線が基準線を上回る」という好転も示しました。振り返ると、9月初めからの騰勢には、月足の三役好転が影響した可能性があります。
WTI原油価格は現在、テクニカル面で上昇しやすい位置にあり、いつ上昇に弾みがついても不思議ではありません。2027年にかけても株式市場のリスク要因として留意が必要です。一方で、中東情勢の混乱は、現状が続くか、さらに広がりをみせて悪化する展開も想定されます。

