下放れた日経平均、安値の目途の探り方
前回のコラム「【日本株】週末のメジャーSQ後もサポートラインを維持できるか」では「SQ後もサポートライン上を維持できるかが注目ポイント」としましたが、9月11日にSQ値63039.49円をつけたあと、終値でSQ値を上回ったものの3月31日の終値と7月29日の終値を結んだサポートラインを下回る結果となりました。
そのため、2025年10月31日の終値と2026年2月27日の終値を結んだレジスタンスラインとこのサポートラインで囲まれた三角もち合いを下放れる結果となっていますが、こうした状況になると気になるのは安値の目途です。
※移動平均線の期間は5日(青線)、25日(赤線)、75日(グレー線)で設定
※出来高はプライム市場
※モメンタムの期間は10日(青線)で設定し、モメンタムの3日移動平均線(赤線)も表示
では、安値の目途はどうやって探ればよいのでしょうか?安値の目途を探る方法として最初に思い浮かぶのは、直近で下げ止まった水準があるかどうかです。過去に遡ってみると、サポートラインを引いた7月29日の終値が、直近で最も安い水準となっているのが分かります。
こうした状況から、このまま下落が続いた場合、7月29日の終値(61,434円19銭)が、安値の目途と考えることができそうです。仮にこの水準を下回ることなく下げ止まるようだと、一旦底入れして反発に向かうことが期待されます。
反発向かうかの確認の方法は?
反発に向かったかどうかを、チャート上で確認する方法は、日経平均が下向きの5日移動平均線上を回復して、その状態を維持できるかどうかです。5日移動平均線上を維持できれば、5日移動平均線が下向きから上向きに変化して、サポートになり、下向きに変化した25日移動平均線辺りまでの反発が期待できます。
一方で、5日移動平均線を上回っても維持できずに押し返されたり、5日移動平均線を下回ったままの状態が続いたりするようだと、下げ止まったとは言えず、7月29日の終値を割り込む可能性が視野に入るため、買いポジションを持っている投資家は損失の発生や拡大に注意が必要です。
モメンタムの水準も下げ止まりの判断材料
上昇と下落の勢いを教えてくれるモメンタムを見ると、モメンタムとその移動平均線であるシグナルの両方が、上昇と下落の勢いを判断する分かれ目となる0ラインを割り込んでいるのが分かります。そのため、モメンタムの低下が続くかが注目ポイントになります。
仮に2本線の水準がさらに切り下がり、低下が続くようだと、下落の勢いが強まることになり、7月29日の終値に接近したり、割り込んだりすることが視野に入ります。一方、2本線が水準を切り上げ、0ラインを上回って維持するようだと、逆に上昇の勢いが強まり、5日移動平均線上を回復して維持することが期待されます。
難しい局面に入った日経平均株価ですが、これらを参考に売買判断に役立てたいところです。

