ドル円 の記事一覧
吉田恒の為替デイリー
長期三角保ち合いブレークに再注目
米ドル/円は2015年以降長期三角保ち合いが続いてきた。今年に入り、それをブレークした動きは「ダマシ」となった。
それが「コロナ・ショック」関連の特殊需給の影響なら、「コロナ・ショック」が落ち着く気配となる中で、改めて三角持ち合い、106~109.5円ブレークで大相場が始まる可能性に注目。
吉田恒の為替デイリー
日銀追加緩和でも円安は限定的な可能性
日銀が来週、国債購入を無制限に行うなどの追加緩和を行うと一部で報道。
過去10年余り、結果として日米の本格緩和に伴う通貨安合戦の構図があったが、現在はコロナ問題受けた経済危機対策で日米ともに本格的緩和を余儀なくされており、日銀の緩和による円安への影響は限られそう。
吉田恒の為替デイリー
為替相場の「コロナ・ショック」を再点検
「リーマン・ショック」を参考にすると、世界経済対策の米国の大規模な金融緩和は、大量の米ドル売り発生で米ドル一段安(円高)をもたらす可能性が高かった。
ただし長期的円高、円安は購買力平価との関係が重要。それを参考にすると、1米ドル=95円を下回る米ドル安・円高は限定的にとどまる可能性?!
吉田恒の為替デイリー
続・1930年代「世界恐慌」株安と比較する
コロナ騒動をきっかけとした世界的な景気悪化について、「世界恐慌以来」と例えられるケースが増えている。
世界恐慌とは、1929年9月からの米国株の暴落をきっかけに起こった20世紀で最も長く、深刻な不況。NYダウは1929年9月から1932年まで3年近くも下落が続き、最大で8割も暴落。
その中で世界のGDPは約15%も減少。不況が最も深刻だった1932年、米国の失業者は1千万人超、給料総額は4割、賃金は6割引き下げられた。
細田哲生のテクニカルトレード分析
重要変化日4月24日、5月1日、6日も大事
【図表1】一目均衡表ドル/円日足出所:筆者作成(2020年4月21日)前回コメントでは、方向性が明確化するとは考えにくいものの、...
吉田恒の為替デイリー
1930年代「世界恐慌」株安と比較する
IMFは1930年代の世界恐慌以来の景気後退になるとの懸念を表明。その割に、株価は最近にかけ世界的に反発。
世界恐慌でも株価は下がり過ぎの反動で反発する場面はあった。最近にかけての株価反発は、そんな下がり過ぎの反動に過ぎないか、それとも今回は世界恐慌とは違うのか。世界恐慌の株価の値動きを参考にすると、NYダウが2万5000ドルを上回るかに注目。
吉田恒の為替デイリー
「リ―マン後」との類似なら米ドル安は?
FRBによる米ドル資金供給拡大=米ドル安といった関係への注目が高まってきた。
2008年リーマン・ショック後も似た局面だった可能性があったが、その時のプライスパターンを参考にしたら、年末へ90円割れを試す動きに向かう可能性?!
吉田恒の為替デイリー
続・「ソロス・チャート」の米ドル一段安示唆
「100年に一度の危機」が続く中で、2008年12月に政策金利をほぼゼロまで引き下げ、ついに伝統的な金融緩和の限界に達したFRBは、2009年3月に、QE(量的緩和)という非伝統的金融緩和に踏み出した。これは、FRBが長期国債などを購入することで資金供給を拡大する政策である。
それを、かつて「ヘリコプター・ベン」と呼ばれたベン・バーナンキFRB議長が、まさに「ヘリコプターからお金をばらまく」ように、大規模に実施する中で、最高値から半分以下まで下落していたNYダウもついに大底を打った。ただし、それにより米ドル資金が大量にあふれ、それは為替相場に影響した可能性があった。今回も類似?!
吉田恒の為替デイリー
「ソロス・チャート」の米ドル一段安示唆
「コロナ・ショック」といった「超有事」を受け、基軸通貨・米ドルの資金供給が未曽有の規模で展開している。
今回ほどではないが、「有事」での米ドル資金供給拡大となったのは、2008年リーマン・ショック後だった。当時は、むしろ危機一服後に、米ドル下落拡大となったが、今回は?!
細田哲生のテクニカルトレード分析
4月24日を重視、方向性は明確化しない
【図表1】一目均衡表ドル/円日足出所:筆者作成前回コメントでは各均衡表を整理し、重要変化日である4月9日からの騰落よりも、2...
吉田恒の為替デイリー
米雇用統計「悪化シナリオ」を検証する
為替市場でも注目される米国の雇用統計は、「コロナ・パニック」が広がる中で3月分も劇的な悪化となった。では、雇用はどこまで悪化するのか。「リーマン・ショック不況」や大恐慌のケースを調べて考えてみる
吉田恒の為替デイリー
「原油ショック」修正で株高・円安?!
9日予定のOPECプラス会合が注目されている。原油相場は依然記録的な下がり過ぎが続いているため、その修正で反発要因に反応しやすい状況にありそう
3月以降の「原油ショック」は、コロナ感染懸念とともに、株安、リスクオフ拡大の材料になっていただけに、原油相場の反発は株高材料、それに連れた米ドル/円反発要因になる可能性
吉田恒の為替デイリー
「下がり過ぎ」反動は終盤の可能性
NYダウが3月下旬から反発となってきたが、これは「下がり過ぎ」の反動の可能性がある。ただ過去の似たケースを参考にすると、「下がり過ぎ」反動はそろそろ終盤の可能性
「下がり過ぎ」反動は、米ドル/円反発を後押ししている可能性があるが、今後は限られてくる可能性がある
細田哲生のテクニカルトレード分析
4月9日以降が最重要:一目均衡表を改めて再整理
前回までのコメントでは4月9日を最重要とし、以降の下落は下げ三波動を重視せざるを得なくなるとしてきています。また各相場水準...
吉田恒の為替デイリー
緊急事態宣言でコロナ・ショックを再考察
政府は7日、新型コロナ・ウィルス対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言を行う見通しなった。ではこれが今後金融市場などにどう影響するのか
コロナ・ショックでは、すでに株の大暴落や雇用の激減などの影響が出ているが、改めて2008年のリーマン・ショックを参考に、経済的インパクトの見通しについて考えてみた
吉田恒の為替デイリー
米ドル/円「異常な高ボラ」に一服の兆し
先週の米ドル/円は一日平均値幅、週間値幅ともに、それまでより大きく縮小した。異常なまでの3月のボラティリティー急上昇が一服、落ち着く気配として注目
吉田恒の為替デイリー
「超有事の米ドル買い」一巡の可能性
米ドル/円とNYダウは、3月中旬からそれまでの順相関から逆相関に転換、これは「超有事の米ドル買い」が主因との見方が有力だった。
ただ先週後半から、米ドル/円とNYダウは順相関に戻り始めた可能性がある。これが「超有事の米ドル買い」一巡を示している可能性は注目。
吉田恒の為替デイリー
「リーマン・ショック並み」だった米ドル/円
米ドル/円の一日平均値幅は、3月に2円を上回り、まさに同2.7円と「リーマン・ショック」最大の一日平均値幅となった2008年10月に迫る大幅となった
リーマン・ショックでは、2008年11月以降も1.5円前後の大幅な値幅が半年近く続いた。これを参考にすると、今回もまだしばらく高いボラティリティーが続く可能性があるだけに、これまでよりリスクを抑えた慎重な取引が必要かもしれない
細田哲生のテクニカルトレード分析
米ドル/円、4月9日以降の下落は大きな懸念要素
前回まで重視してきた3月24日、4月9日は次の時間関係によります。【図表1】米ドル/円(日足)出所:筆者作成2016年6月安値を中...
吉田恒の為替デイリー
4月は円高103円or円安112円!?
米ドル/円には、長く続いた小動きが一段落した後は、値幅が急拡大する「大相場」が複数ヶ月、続く傾向があった
今回もそうした傾向になるなら、世界的な株暴落といった歴史的なリスクオフとは別に、米ドル/円のボラティリティー上昇は続く可能性がある