来年、2022年こそ、100万円貯めたい。新年を目前に、そう思っている人もいるでしょう。

とはいえ、毎年、教育資金や住宅資金、老後資金などのためにお金を貯めようと決意しても、月々の生活費がギリギリで貯める余裕がない、いざ貯金を始めても長続きしないという人も多いのではないでしょうか。

お金を貯めるには様々な方法がありますが、基本となるのは収入を増やすか、支出を減らすかのどちらかになります。ただし、収入を増やすことは簡単ではありません。

その反面、支出を減らすことは家計の見直しによって、ある程度までは簡単に達成できます。今回は「1年で100万円を貯める」ためにするべき3つのヒントをお伝えします。

1:まずは月々の支出をおおまかに把握する

日常生活を送っていく中で、生活に関する支出はたくさんあります。食費、交通費、通信費、光熱費、遊興費、保険料、住居費等、様々な場面でお金が必要ですが、それらの金額をおおまかに把握することは意外と難しいものです。
 
支払い方法が、現金払い、銀行の引き落とし、クレジットカード等のキャッシュレス決済と多岐にわたっている現代で、正確に支出を把握することはそれなりに大変です。

そのような中、まずは家計簿やノートを使って支出状況を記録したり、アプリを使って日々の支出を把握したりすることがお金を貯めるスタートになります。ただ記録しているだけでは意味がありませんから、しっかりと支出状況を振り返ることも大切です。そのような習慣が身に付けば、意外と不要に思える支出が見つかるかもしれません。

また、お金を使う際、それは本当に生活に必要な支出なのかを改めて考えてみるのも良いでしょう。例えば、会社帰りについ寄ってしまうコンビニで「この買い物は不要だった」と気付くかもしれません。このような小さな行動の積み重ねが、支出削減の入り口になるのです。

2:収入の範囲内に支出を抑え、黒字部分で先取り貯金をする

月々の支出状況が把握できたら、次に家計全体の見直しをし、支出をコントロールしていきましょう。収入の範囲内に支出を抑えることが目標です。見直す順番は、まず通信費や生命保険料等の固定費、次に食費や日用品代等の変動費が良いでしょう。

固定費の見直しは、利用の仕方に合わせて契約プランや格安スマホなどへ変更したり、加入している保険を現状に合わせた内容に見直したり、可能であれば家賃の安い物件へ引っ越したり等、様々な方法があります。

様々な手続きや最適なプランを探すといった手間は掛かりますが、それが終わってしまえば、長期的に支出を減らし続けることができます。  

変動費はまず食費から見直すことをおすすめします。意外と傷ませるなど無駄にしている食材もあるかと思います。まずはそれを減らしていきましょう。1~2週間に1度、冷蔵庫を一掃する日を設けるのもいいですね。その他、1週間の予算を決めて取り組むのも良いでしょう。

予算を決めるには、まず、過去3ヶ月でどれくらいの食費がかかったのか、1ヶ月あたりの平均値を出してみましょう。そして、その9割を5週間で割り算し、1週間分の予算とします。足りなければ翌週の予算から前借りするなどして調整し、最終的には月の予算で収めるようにしていきます。

食費は、変動費の中でも見直し効果が大きい支出です。月々数千円から数万円の見直しもできるでしょう。

固定費と変動費を見直し、収入の範囲内でしっかりと支出が収まる家計になれば、給料日等のタイミングで先取り貯金をしてみましょう。家計を見直すことでできた黒字額を貯蓄用の口座に入れるようにしていくのです。

毎月の収入でやりくりできると、ボーナスも残るようになりますから、それも貯めていきます。なお、貯蓄用の口座は生活費用の口座とは分けておくと良いでしょう。

3:ある程度お金が貯まったら、投資を視野に入れる

支出の見直しができて、先取り貯蓄もできるようになったら、少しずつ投資を始めていくことが効率の良いお金の貯め方に繋がります。

証券会社で口座(証券口座)を開き、3,000〜5,000円程度の少額からインデックスの投資信託を積立し、慣れてきたらその金額を増やしていくと、徐々に資産を増やすことができます。1年ではあまり成果を感じられないかもしれませんが、将来に向けて長期で継続することが大切です。

投資である以上、続けていると資産の増減はありますが、途中で解約することなく長期的に積立を続けることにより、そのリスクを減らすことが可能です。

なお、投資のためのお金は、生活防衛資金やここ3年以内に使う予定のお金から捻出するべきではなく、しばらく使い道のない余裕資金ですることがポイントです(使う予定のあるお金で投資をすると、価格が下がった時に売らなくてはいけないことがあります)。

投資によって徐々にお金が増えていけば、よりお金への関心も高くなるもの。投資を始めるまでの取り組みにより、節約から貯蓄、貯蓄から投資のサイクルができますし、その流れの中で、お金に対するアンテナを張れるようになっていきます。

リスクを意識しながら貯蓄と投資をバランス良く行っていくことが、1年で100万円という目標に早く近づくためにも大切なことと言えます。