モトリーフール米国本社、2021年9月8日投稿記事より

もし1つの銘柄しか買えないとしたら、どの銘柄を選択するか考えてみたことはありますか?

こういった考え方は、投資を長期的な視点で考えることができます。

自分が投資先に望むものをリストアップし、重要度の高い順に並べ、それに合致する企業を探します。

筆者の場合、求めるものは分散化された事業、サステナビリティ、そして適正な価格です。

ウォルト・ディズニー(NYSE:DIS)は、この3つの条件をすべて満たしており、筆者が今すぐにでも買いたい銘柄のひとつと言えるでしょう。

分散化された事業を構築

ディズニーは、エンターテインメント事業に集中しながらも、様々な事業の展開に成功してきました。

ABC、ESPN、ナショナルジオグラフィック、ディズニー・チャンネルなどのケーブルネットワークと、テーマパークが同社の2大収益源となっています。

重要なのは、この2つのセグメントが、米国を中心としながらも、海外で大きな存在感を示していることです。

2019年度は、この2つの事業セグメントを合わせて、売上高の73%、営業利益の96%を占めています。

なお2019年度は、パンデミックによる一時的な混乱を除外しているため、2020年度より参考にしやすいと言えるでしょう。

さらに、ディズニーが管理する複数の映画スタジオは、何十年にもわたって興行的なヒット作を次々と生み出しています。

2019年のスタジオ部門は、全体の売上高の16%、利益の18%を占めています。

事業の分散化において重要なのは、2019年後半にディズニーがDisney+を立ち上げてストリーミングサービスに進出したことです。

Disney+は7月3日時点で1億1,600万人以上の契約者を獲得し、ストリーミング分野全体で1億7,400万ドルを達成しています。

サステナビリティを提供

ディズニーは1世紀近くにわたり、何らかの形で家族を楽しませてきました。

同社の製品やサービスは、長期的に価値を提供し続けます。

親が子供の頃に見たディズニー映画を自分の子供に見せることは珍しいことではありません。

これはテーマパークに関しても同じです。

子供の頃の思い出が残っているからこそ、子供にも同じものを見せたいと考えます。

サステナビリティとは、他の企業に顧客を奪われないようにすることです。

ディズニーの場合、他の企業がディズニーのような顧客関係を築き上げるには何十年もかかるでしょう。

もうひとつのサステナビリティの要素は収益性です。

素晴らしい顧客体験を提供するには損失を生み出す可能性もあるでしょう。

しかし、ディズニーはそうではありません。

パンデミックの影響も含まれる過去10年の平均営業利益率は22.3%となっています。

株価は適正なのか

パンデミックによる一時的な影響により、現時点では株価収益率(PER)や株価売上高倍率(PSR)でディズニーの評価を公平に測ることは困難です。

かわりに、パンデミック前と現在の絶対的な株価を比較し、パンデミック中の長期的な変化を加味した上で、株価が公正な価格であるかどうか判断しましょう。

この基準で考えると、2020年1月1日から記事執筆時点までに、株価は25%上昇しています。

同社はDisney+において、短期間で1億7,400万人の契約者(複数のサービスを含む)を獲得し、ストリーミング・コンテンツ分野を率いることを証明しました。

この25%の株価上昇は、ストリーミング分野が加わることで得られるメリットを考えれば、妥当な価格だと考えられます。

繰り返しになりますが、ディズニーは筆者が考慮するすべての条件を満たしており、もし1つの銘柄のみを選ぶとしたら、ディズニー株を買うことになるでしょう。

 

転載元:モトリーフール

 

免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Parkev Tatevosianは、ウォルト・ディズニー株を保有しています。モトリーフール米国本社は、ウォルト・ディズニー株を保有し、推奨しています。