モトリーフール米国本社、2021年7月18日投稿記事より

市場の暴落や小幅な株価の調整は今後必ず発生します。

その機会を捉えて素晴らしい企業の株式を買い集めることが長期投資を成功させるコツです。

以下3社は次回の市場下落局面でそうした投資の候補先となる銘柄です。

いずれも支配的な市場ポジションとネットワーク効果、および定額料金サービスによる安定したキャシュフローを享受する企業です。

インテュイティブ・サージカル

インテュイティブ・サージカル(NASDAQ:ISRG)は手術支援ロボット「ダビンチ」で知られる世界最大の手術支援ロボットメーカーです。

小規模病院向けのリースも安定した収入源となっていますが、最も重要なことは、各手術のあとに交換する必要がある機器や付属品によって安定した売上を期待できることです。

第1四半期のダビンチを使用して行われた手術の件数は前期比で16%増加し、売上高は同18%、調整後利益は同32%増加しました。

手術支援ロボットシステムのメーカーは他にもありますが、当面、大きな競合相手が現れる様子はありません。

新たなシステムの導入は習熟に余計なコストがかかること、競合システムが優位性を示すエビデンスをそろえるには本格的な臨床試験が必要になることなどがその理由です。

同社の株価は、過去1年間で60%以上上昇しており、予想株価収益率(PER)は70倍を超えています(執筆時点)。

クラウドストライク

クラウドストライク・ホールディングス(NASDAQ:CRWD)は、クラウドベースのサイバーセキュリティのトップ企業です。

同社は同業他社とは違い、顧客のデバイスに搭載されたソフトウェアの邪魔をすることなく、顧客は同社のプラットフォームであるCrowdStrike Falconを通じて「ライブ」ネットワークの一部となり、Falconが新たな脅威を認識するたびに、すべての顧客が即座に保護されます。

クラウドベースであることから、Falconの採用を検討する潜在顧客は、同社のサイトやアマゾンウェブサービス(AWS)から無料でFalcon Preventモジュールを簡単に試すことができます。

Falcon Preventの契約をした新規顧客は、さらに18のモジュールの契約が可能です。

この「導入&拡大」戦略は大きな成功を収めており、4月の定額料金サービスの契約企業数は前年同月比82%増の1万1,420社となりました。

顧客の半数は5つ以上のモジュールを契約しており、契約を継続する傾向にあります。

第1四半期のドルベースの顧客継続率は120%を超えています。

同社の12カ月株価売上高倍率(PSR)は、現在55倍(執筆時点)に達しています。

ヴィーバ・システムズ

バイオ医薬品の開発、製造、または販売に携わる専門家であれば、ヴィーバ・システムズ(NYSE:VEEV)と同社のクラウドベースのサービスになじみがあるはずです。

2007年にセールスフォース・ドットコムをベースとする顧客関係管理(CRM)製品の販売を始めたSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)プロバイダーの同社は、現在は規制の多い医薬品販売を専門としています。

バイオ医薬品というニッチな市場で提供するサービスを垂直的に展開しており、同社のVaultサービスは、スタートアップのバイオテック企業が、製品の商業化にはほど遠い段階にある研究室や臨床試験で作成された膨大なデータを追跡するのに役立ちます。

バイオ医薬品企業を何らかの方法で支援するソフトウェアベンダーは他にもありますが、ヴィーバと同じようなツールを組み合わせた製品はありません。

同社の顧客数は第1四半期に1,000社を超えました。

2022年度売上高は前年比で約25%増加する見込みです。

調整後予想利益に対するPERは90倍を超えています。

あらゆる正しい属性を備えた株は、バリュエーションが非常に高くなる傾向にあります。

今回ご紹介した3銘柄は、現在の高いバリュエーションで投資をしてもおそらく利益を生むはずです。

しかし、次に市場が暴落したときなどを捉えて投資をすれば、より早く、より大きなリターンを上げることができるでしょう。


転載元:モトリーフール

 

免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Cory Renauerは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、アマゾン株、クラウド・ストライクス株、セールスフォース株、ヴィーバ・システムズ株、インテュイティブ・サージカル株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、以下のオプションを推奨しています(インテュイティブ・サージカル株の2022年1月の580ドルのロング・コール、インテュイティブ・サージカル株の2022年1月の600ドルのショート・コール、アマゾン株の2022年1月の1940ドルのショート・コール、アマゾン株の2022年1月の1920ドルのロング・コール)。