モトリーフール米国本社、2021年7月15日投稿記事より

市場シェアや事業の拡大のために利益を犠牲にすることが多いグロース株への投資は、市場平均よりもリスクが高めで、株価も不安定になりやすい傾向があります。

しかし、リスクの大きさは、潜在的に大きなリターンにつながります。

数年以上をかけて長期的に保有する投資家にとっては、正しい銘柄を選択することで、効率的に資産を形成することができる可能性があります。

エアビーアンドビー

エアビーアンドビー(NASDAQ:ABNB)(以下、エアビー)は、ホテルとは正反対の旅行予約サイトです。

旅行はしたくても高くて混雑したホテルを避けたいという人には、エアビーという代替手段があります。

ホテルよりも多くの選択肢を消費者に提供し、効率的な成長を目指しています。

同社はプラットフォームへの掲載を促すことで宿泊可能な部屋数を増やすので、宿泊能力の拡張に数百万ドル(時には数十億ドル)を必要とするホテルやリゾート施設とは極めて対照的です。

新型コロナウィルスのパンデミック(世界的大流行)で実質的に旅行が停止され、エアビーは大きな打撃を受けました。

パンデミック前の前年比増収率は、2018年が43%、2019年は32%でした。

幸い、有効なワクチンの接種が広まったことで旅行が復活しており、今後は、休暇の取得を先延ばしにしていた人々の繰り延べ需要を喚起することができるでしょう。

ワクチン接種や旅行制限の解除といった明るい展開にもかかわらず、同社の株価は年初来ほぼ横ばいで推移しています(執筆時点)。

しかしこれは、見通しが明るくなる前に同社の株を買うチャンスがあることを意味するでしょう。

チェグ

チェグ(NYSE:CHGG)は、学生にオンライン学習を直接提供するプラットフォームのトップ企業です。

同社のサービス利用者は多くが大学生で、大学のキャンパスのほとんどが閉鎖されリモートで授業が行われたパンデミック中、急速に関心が高まったのも無理はありません。

同社は、定期的にサイトを利用する数百万人の受講者を新たに獲得しました。

チェグは、受講数の増加によって強化される独自のビジネスモデルを構築しています。

受講者は、プレゼンテーションに対し1ヵ月に20回まで質問することができ、同社の専門家による回答を受けることができます。

こうした質問と回答のやりとりは全受講者が閲覧でき、大学で教える内容があまり変わらないのに対し最新の追加コンテンツが提供されるため、活用期間は長くなります。

チェグは、5,900万を超えるこうしたコンテンツを有し、さらに増加しています。データベースが大きくなればなるほど、同社のサービスは魅力を増します。

投資家は、対面授業の再開で同社の成長性に対する影響を懸念しており、株価は年初来約6.3%安のままです(執筆時点)。

成長は減速するかもしれませんが、一方でパンデミックがもたらした恩恵は、長期的な利益につながるでしょう。

パンデミックのずっと以前から、各学校は対面授業の補習としてオンライン授業を提供していますが、今後は、オンライン授業だけという選択肢が広がっていく可能性があります。

投資家が学ぶこと

エアビーとチェグは、2021年に投資家からあまり支持を受けていないグロース銘柄です。

しかし、両社の長期的な見通しは明るく、リスク・リターンで見ればグロース株投資家にとって有望な投資対象になるでしょう。

 

掲載元:モトリーフール

 

免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Parkev Tatevosianは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、エアビーアンドビー株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、チェグ株を推奨しています。