モトリーフール米国本社、2021年7月12日投稿記事より

米国ではインフレが高進しており、足元のインフレ率は、米連邦準備制度理事会(FRB)が長期目標とする2%を大幅に上回る年率5%の水準にあります。

パンデミックに起因する一時的な要因もありますが、いずれにしてもインフレは投資家にとって大きなリスクです。

こうした状況下において、インフレ率を上回るペースで増配している銘柄は、物価上昇に対する心強いプロテクションとなります。

マコーミック

調味料メーカーのマコーミック(NYSE:MKC)は昨年後半に10%の増配を実施し、連続増配記録を35年に延ばしました。

一連の人気ブランドに加え、マスタードのFrench’s、ホットソースのFrank’s、チリソースのCholulaと、他社ブランドを次々と買収しており、売上高は力強く伸びています。

買収の影響を除いても、3-5月期(2021年11月期第2四半期)の売上高は8%増、利益はさらに大幅な伸びを達成しました。

同社は経費の増加に対応するため、今年下半期に大幅な値上げを予定しています。

増配に加えて自社株買いにも積極的で、リターンの増幅が期待されます。

ホーム・デポ

ホームセンターチェーンのホーム・デポ(NYSE:HD)は今年2月に10%の増配を発表しました。

急騰していた木材価格も落ち着き、成長は減速する可能性があります。

しかし、業界のリーダーである同社は、住宅需要の高まりや住宅関連支出の増加といった、業界全体のトレンドから恩恵が見込まれます。

経営陣は5月下旬に、住宅ブームは2022年1月期下半期も持続し、既存店売上高は2年前と比較して30%増が予想されるとの見方を示しました

配当性向は55%で、同業のロウズの35%を上回ります。

ナイキ

ナイキ(NYSE:NKE)の配当利回りはインデックスファンドを若干下回りますが、今年も12%の増配を発表し、連続増配記録は19年となりました。

同社は成長の加速と利益率の向上を目指しており、これまで事業の大半を占めていた卸売から直販にシフトしています。

主な成長市場である中国と米国は、今後も同社の成長を支えるとみられます。

ナイキは経済を上回るスピードでの成長持続が見込まれ、インフレ環境下においても投資家に目覚ましいリターンをもたらしてくれるかもしれません。

 

掲載元:モトリーフール

 

免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Demitri Kalogeropoulosは、ホーム・デポ株、ナイキ株を保有しています。モトリーフール米国本社は、ホーム・デポ株、ナイキ株を保有し、推奨しています。