モトリーフール米国本社、2021年6月16日投稿記事より

パンデミックも終盤に入り、株式市場の上昇を受けて配当利回りが低下する中、割安で優良なインカム銘柄を見つけることが難しくなっていますが、全くないわけではありません。

ターゲット

大型ディスカウントストアチェーンのターゲット(NYSE:TGT)は、魅力的な投資先に求められる要素がそろっています。

同社はパンデミックの期間中に市場シェアが100億ドル拡大し、その勢いは衰えることなく続いています。

2-4月期(2022年1月期第1四半期)の売上高が前年同期比で23%増加したのに対し、ライバルのウォルマート(NYSE:WMT)は同6%の増収にとどまりました。

インテリア用品の品ぞろえやスピーディーな注文対応は顧客から好評で、同社の営業利益率はパンデミック以前の6%前後に比べて、第1四半期は10%近くに上昇しました。

その上、インカム投資家にとって嬉しいことに、同社は先日、50年連続となる増配を発表し、ついに配当王の仲間入りを果たそうとしているところです。

しかも、今回の増配率は32%という大盤振る舞いです。

ここ1年の株価上昇で割高感はありますが、業績の向上と増配がバリュエーションを正当化してくれるはずです。

ペプシコ

食品大手のペプシコ(NASDAQ:PEP)ではパンデミックの期間中、スナック菓子や調理済み食品の売上がボトル飲料の落ち込みを相殺し、2021年第1四半期売上高は2019年第1四半期と比較して10%増となりました。

短期的な業績見通しに力強さがないため、最近の強気相場に乗り切れていませんが、その分株には割安感が生まれており、足元の株価に対して配当利回りは約3%です(執筆時点)。

プロクター・アンド・ギャンブル

一般消費財メーカー大手のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)(NYSE:PG)は1956年から連続して増配しており、今年4月にも10%の増配を発表しました。

人々が外出する機会が増え、向こう数四半期はP&Gの成長も鈍化するとみられますが、だからと言ってP&G株を買わない理由にはなりません。

紙おむつやペーパータオルなど、さまざまな日用品で市場シェアを確保し、これらの製品は景気に左右されることがありません。

キャッシュフローは過去3期にわたって一貫して増加し、利益率でも業界トップクラスにありながら、さらにコスト削減を図っています。

足元の配当利回りは2%強で、インデックスファンドの1.4%を上回ります(執筆時点)。

P&G、ペプシコ、ターゲットという安定した配当株は、過度なリスクを取ることなくリターンを増幅してくれる可能性があります。

 

転載元:モトリーフール

 

免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Demitri Kalogeropoulosは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、記事で言及されている株式を保有していません。