モトリーフール米国本社、2021年6月10日投稿記事より

暗号通貨の投資家にとって、5月はつらい月でした。

暗号通貨をめぐるイーロン・マスク氏や中国のニュースを受けて、暗号通貨市場の時価総額は1兆ドル近く減少し、ドージコイン(CRYPTO:DOGE)も最高値から50%以上下落しています(執筆時点)。

市場では、価格の下落は買いの好機と見なされることがありますが、これはドージコインには当てはまらず、むしろ優良企業ロク(NASDAQ:ROKU)に投資する方が良いかもしれません。

ドージコイン

ドージコインで億万長者になった人の記事を読んだことがあるかもしれませんが、自分にも同じ幸運が舞い降りると思うのは大間違いです。

さまざまある暗号通貨の中で、ドージコインは、ビットコインのような高い価値はなく、イーサリアムのようなスマートコントラクト機能はなく、オキセン(Oxen)のような匿名性はなく、ポルカドットのように取引することもできません。

ソーシャルメディアで話題になったことにより価格が上昇しただけで、独自の技術を後ろ盾としているわけではないのです。

ドージコインは2013年にジャクソン・パルマー氏がジョークで作り、ツイッター上で「ドージコインに投資しよう」と呼びかけたことから始まり、投資コミュニティの掲示板サイトのレディットで話題になりました。

2019年4月にマスク氏がドージコインを支持するツイートを投稿したことで人気に火が付き、それから2年間でドージコインの価格は24,000%という驚異的な上昇を遂げました。

しかし、ドージコインに何ら特別なところはなく、今後価格が再び上昇するかどうかも分かりません。

それならば、別の投資先を考えるのが賢明と思われます。

ロク

動画配信プラットフォームを提供するロクは、デバイス、コネクテッドTV、コンテンツというエコシステム全体を網羅することによって、大規模で揺るぎないユーザー基盤を築いています。

コネクテッドTV広告市場では圧倒的シェアを握り、2020年第4四半期時点のシェアは46%です。

第2位のサムスン電子でも11%、第3位のアップルは9%で、第2位~第10位までの9社を合計してもロクには届きません。

ロクの最大の優位性は配信サービスの「ロクチャンネル」で、ここ数年はコンテンツの質の向上と拡充を図っており、ロクチャンネルは現在、5万タイトル以上の無料コンテンツを備えています。

2020年には100以上のライブTVチャンネルが加わり、チャンネルガイド機能が追加され、アマゾンのFire TVプラットフォームでロクチャンネルを見ることができるようになりました。

2021年5月には、Quibiから買い取ったコンテンツ30本を「ロク・オリジナル」として配信を開始しました。

これらの結果、今年第1四半期のロクチャンネルの合計配信時間は、ロクプラットフォーム全体の2倍のペースで増加しました。

さらに重要なことに、ロクチャンネルを視聴する18~49歳の年齢層の85%が従来のTVを見なくなりました。

そうなると、この年齢層をターゲットとする広告主はますますロクを通じて出稿するようになります。

ロクのプラットフォーム上の広告インプレッション(表示回数)は、第1四半期に3倍以上に増加し、粗利益は前年同期比132%増と、2020年通年の63%増から大幅に加速しました。

ロクの好業績は今年に限らず、以前から一貫して成長を続けています。

今後に関しても、広告市場には大きな機会が広がっています。

2020年の米国のOTT(オーバーザトップ:動画配信やSNSを含む、インターネット回線を通して行われるコンテンツ配信サービスの総称)広告売上は38億ドルで、TV広告市場全体のわずか7%にすぎませんでした。

しかし、視聴者の従来型テレビからコネクテッドTVへの移行はますます進むと考えられ、コネクテッドTVへの広告支出は大幅に増加すると見込まれます。

市場リーダーであるロクにとっては大きなチャンスです。

 

転載元:モトリーフール

 

免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Trevor Jennewineは、アマゾン株、ロク株を保有しています。モトリーフール米国本社は、アマゾン株、ロク株、ビットコイン、アップル株、ツイッター株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、以下のオプションを推奨しています(アマゾン株の2022年1月の1940ドルのショート・コール、アマゾン株の2022年1月の1920ドルのロング・コール、アップル株の2023年3月120ドルのロング・コール、アップル株の2023年3月130ドルのショート・コール)。