モトリーフール米国本社、2021年5月17日投稿記事より

美の判断と同様に、投資における優劣は主観的であり、投資家によって見方は異なります。

銘柄(あるいは投資タイプ)の優劣を決める基準はさまざまであり、例えば、成長性は重要ですが、成長性に付随するリスクも極めて重要な要素です。

ドージコイン(CRYPTO:DOGE)や一部の急成長銘柄から得られる高リターンは魅力的ですが、成長性が高い銘柄や投資先はリスクも高いことがよくあります。

投資アプリのロビンフッドで人気があり、ドージコインより優れていると筆者が思う3銘柄を紹介します。

アマゾン・ドット・コム

アマゾン・ドット・コム(NASDAQ:AMZN)に関しては、リスク・リターン特性に異を唱える余地はありません。

アマゾンのドージコインに対する最大の強みは事業分野におけるその競争優位性にあり、eコマースやクラウドサービスといった事業領域でアマゾンに勝つのは至難の業です。

勝つのは不可能ではないかもしれませんが、アマゾンの優位性は圧倒的で、一方のドージコインに暗号資産(仮想通貨)のなかにおいて競争優位性は特にはないに等しいです。

アマゾンは今後も着実な成長が見込まれます。

新型コロナウイルスのパンデミックでオンラインショッピングが増加したとはいえ、2020年の米国の小売売上高のうち、オンラインは依然として14%を占めるにすぎません。

その上、遠隔医療サービスへの参入、広告事業の成長、自動運転技術への投資など、複数の領域が同社の成長を後押しする見通しです。

対するドージコインは、数ある暗号資産(仮想通貨)の一つでしかありません。

ウォルト・ディズニー

ドージコインの柴犬キャラクターも可愛いですが、キャラクターと言えばウォルト・ディズニー(NYSE:DIS)に勝る銘柄はありません。

ディズニーが持っていてドージコインは持っていないもの、それは持久力です。ディズニーのファンは数十年にわたって同社の映画、テーマパーク、テレビ番組を楽しんでいますが、それでもなおディズニーのブランド力が衰えることはありません。

新型コロナウイルスで大きな打撃を受けましたが、米国内のテーマパークも徐々に営業を再開しており、ワクチンの普及に伴って勢いを取り戻すとみられます。

将来的な成長機会も大きく、動画配信サービスのディズニー・プラスはもちろんのこと、拡張現実(AR)への参入も計画しています。

キャラクター勝負では、明らかにディズニーが長期的な勝者です。

マイクロソフト

マイクロソフト(NASDAQ:MSFT)は、アマゾンとディズニーの強みを兼ね備えています。ハイテク銘柄の中で、マイクロソフトほど長期にわたって繁栄し、また多くの急成長トレンドから利益を生み出している企業は極めて少数です。

人工知能(AI)の分野では既にリーダー的存在ですが、音声認識技術を手掛けるニュアンス・コミュニケーションズの買収計画により地位が一段と高まるとみられます。

クラウドサービス「アジュール」は、クラウド市場でアマゾンに次ぐ第2位のシェアを保持しています。

ARに関しては先日、ARヘッドセットの供給をめぐり米国防相と大型契約を結びました。

ゲーム機のXboxは広く人気があり、同社にとって成長の大きな原動力となっています。

マイクロソフトは暗号資産(仮想通貨)の分野にも進出しています。

アジュールを通じたブロックチェーンサービスに関しては今年に入ってサービス終了を発表していますが、同社のION Decentralized Identifier(分散型ID)ネットワークはビットコインのメインネット上で使用されています。

今から10年か20年後、ドージコインが普及しているかどうか分かりませんが、マイクロソフトの製品やサービスはかなり高い確率で普及していると思われます。


転載元:モトリーフール

 

免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。マイクロソフトの子会社LinkedInの従業員であるTeresa Kerstenは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Keith Speightsは、アマゾン株、マイクロソフト株、ウォルト・ディズニー株を保有しています。モトリーフール米国本社は、アマゾン株、マイクロソフト株、ウォルト・ディズニー株、ビットコインを保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、アマゾン株のオプションを推奨しています(2022年1月の1940ドルのショート・コール、2022年1月の1920ドルのロング・コール)。