モトリーフール米国本社、2021年4月18日投稿記事より

ブルームバーグはeコマース(電子商取引)の王者であるアマゾン(NASDAQ:AMZN)が、実店舗への投資に積極的になっていると報告しています。

アマゾンは現在の11店舗に追加して、2021年に米国全体で新しく28のアマゾンフレッシュストアをオープンする予定であると報じられています。

アマゾンフレッシュはスーパーマーケットをコンセプトとしており、高品質の食品を低価格で提供しています。

クローガー(NYSE:KR)、ウォルマート(NYSE:WMT)、スプラウツ・ファーマーズ・マーケット(NASDAQ:SFM)などの食料品企業の投資家は、アマゾンの新たな実店舗進出を気にするべきなのでしょうか。

アマゾンフレッシュのコンセプト

アマゾンフレッシュは新しい食料品店をコンセプトとしており、アマゾンのeコマースのノウハウを実店舗に持ち込むことで、シームレスなオフラインとオンラインの体験を提供します。

アマゾンフレッシュでは、アマゾンプライムメンバーに無料で即日食料品の配達、アレクサとの統合によるショッピングリストの管理、アマゾンダッシュカートを使用してレジに並ぶことをスキップする機能を提供しています。

標準的なスーパーマーケットにショッピング体験を改善するテクノロジーが加えられています。

アマゾンは現在、カリフォルニアとイリノイにアマゾンフレッシュをオープンしており、既存店舗と新店舗が成功すれば、今後数年でアマゾンフレッシュの店舗数は大幅に増えることが予想されます。

影響を与える可能性のある企業

アマゾンのような多額の資本を持つ企業が新しいビジネスやニッチな産業に参入するときは、影響を与える可能性のある他のビジネスを調べることが重要です。

アマゾンフレッシュに関しては、他のスーパーマーケット企業がそれに該当します。

クローガー、スプラウツ・ファーマーズ・マーケットを含むすべての食料品チェーン、およびウォルマートやターゲット(NYSE:TGT)、グローサリー・アウトレット(NASDAQ:GO)などの小売業者は、アマゾンフレッシュが消費者の注目をどのように集めるか、気にかけているでしょう。

アマゾンフレッシュの影響を最も受けると考えられる企業は、スプラウツ・ファーマーズ・マーケット、トレーダージョーズ、地元の食品協同組合など、コストと健康に重点を置いたスーパーマーケットです。

これらの企業は、健康志向の消費者を対象としており、アマゾンフレッシュのコンセプトにマッチした顧客と考えられます。

投資家が心配すべきでない理由

アマゾンが実店舗の食料品事業に参入することは、投資家も注目すべきことです。

しかし、米国のスーパーマーケットは推定38,000店舗あり、毎年7,000億ドルが費やされている巨大な市場であることを覚えておく必要があります。

アマゾンが今後10年でアマゾンフレッシュを1,000店舗オープンしたとしても、まだ十分な市場シェアが残されています。

また、アマゾンの小売実店舗のパフォーマンスは未だ低いものとなっています。

2017年にアマゾンが行ったホールフーズの買収は、市場に大きな影響を与えることはできませんでした。

実際、ホールフーズがアマゾンに買収されて以来、ホールフーズのエクスペリエンスが悪化していると主張する人もいます。

この流れはアマゾンフレッシュが変える可能性もありますが、アマゾンが競合になるという理由だけで、食料品店の株式を急いで売ることは避けた方がいいでしょう。

 

転載元:モトリーフール

 

免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Brett Schaferは、スプラウツ・ファーマーズ・マーケット株を保有しています。モトリーフール米国本社は、アマゾン株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、アマゾン株のオプションを推奨しています(2022年1月の1940ドルのショート・コール、2022年1月の1920ドルのロング・コール)。