モトリーフール米国本社、2021年3月28日投稿記事より

新型コロナウイルス感染症の大流行がようやく落ち着きを見せようとしている中、今後10年先を見据えて投資先を選ぶべき時期が到来しています。

私たちの生活の仕方、働き方、余暇の過ごし方、他者への気づかいの仕方が昨年から変化したたことは間違いありませんが、そうした新たな行動の中で長期的に定着するものがあるとすれば、それは興味深いことです。

今後10年にわたり持続的に成長する企業を考えるには、そうした私たちの行動変容を念頭に置く必要があります。

以下、そうした企業として、テラドック・ヘルス(NYSE:TDOC)、リフト(NASDAQ:LYFT)、アボット・ラボラトリーズ(NYSE:ABT)に焦点を当てます。

テラドック・ヘルス

テラドック・ヘルスが事業を開始した当初、同社の事業に対して懐疑的な見方がありました。

それは、どうしたらオンライン環境で医師と重要なやり取り(診断を受ける)ができるのか、というものです。

ところが実際には、オンライン診療は患者とプロバイダーの両方にとって非常に効率的なやり方であり、時間の節約につながります。

同社は、感染リスクのある公共交通機関や待合室を利用することなく医学的問題への答えを見つけようとしている人に素晴らしいソリューションを提供しています。

テラドックは2021年の売上高を前年比100%増と予想しています。

高血圧や継続的なうつ病など緊急でない受診は、今やバーチャルで対応できるようになり、患者に何かが不足していると感じさせることはありません。

さらに、オンライン診療は患者、医師、およびスタッフ間の接触を制限するため、感染症対策の面でメリットがあることは明白です。

最も興味深いのは、同社の売上高の大部分(約80%)がサブスクリプション契約によるものだということでしょう。

このことは、同社のビジネスモデルを信頼できるものにしている重要なポイントです。

リフト

私たちの生活のあり方を変えるというテーマに関しては、リフトはライドシェアリングの観点からだけでなく、自動運転や自動車以外の交通手段(スクーターや自転車など)の観点からも興味深い銘柄です。

同社は「サービスとしてのモビリティ(MaaS)」という比較的新しい考え方を実践する企業であり、こうした考え方が都市交通に革命をもたらすことは間違いありません。

リフトはライドシェアリング専業企業の先頭集団を走り続ける最高の位置につけています。

リフトは、所有する権利ではなく利用する権利を販売しています。

これは、都市に住むミレニアル世代やジェネレーション Zの世代に特に人気があります。

これらの世代の大半の人が自動車の所有権を高価な負担と考え、環境に優しくてエネルギー効率の高いライフスタイルを好むため、電気自動車のシェアライディングに魅力的を感じています。

リフトの2020年の損益は17億5,000万ドルの赤字となりましたが、2021年の業績は急回復する可能性が非常に高く、同社は下半期に力強く成長するとの見通しを発表しています。

アボット・ラボラトリーズ

この1年、大手医療機器企業であるアボット・ラボラトリーズが実施している新型コロナウイルスの検査の話題がたびたびニュースとなっています。

これは業績にも反映され、2020年の売上高は前年比約8.5%増と好調でした。

同社の強力なバランスシートと増益率(2019年の36億9,000万ドルに対して2020年は45億ドル)を考えると、今後も診断および製薬の分野で素晴らしい業績を維持すると予想する十分な理由があります。

2020年代のアボットは、これまで同様堅調な業績が見込まれますが、それはその能力を過去の実績で証明してきたからです。

また、50年近くにわたり毎年平均10%のペースで増配してきました。

さらに、次のパンデミックという世界的な大問題が発生する前に、それに対処できる立場にあります。

未来は常に不透明

将来を確実に予測することはできませんが、上記の3社が2020年代を通じて好調を維持すると考える理由があります。

その根拠は、私たちの生活が恒久的にどのように変化したのかを徹底的に調べれば、そうした変化の恩恵を受ける企業を選別できるという期待感です。

とはいえ、個別の銘柄に投資する前に、あなたのリスク許容度と投資期間を適切に評価することをお勧めします。

後で後悔しないためにも、投資を実行する前に、自分の経済状況は十分に把握しておいてください。


転載元:モトリーフール

 

免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Sam Swenson、CFA、CPAは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、テラドック・ヘルス株を保有し、推奨しています。