モトリーフール米国本社、2021年3月18日投稿記事より

一部の配当株では、配当が引き上げられるかどうかが問題ではなく、投資家は「年間の配当収入がどれだけ増えるのか」を気にします。

25年以上連続で増配した配当株は配当貴族と呼ばれ、50年連続で増配した配当株は配当王と呼ばれています。

こうした数十年にわたる増配の実績を持つ銘柄は、減配というサプライズが起こるリスクがほぼゼロであり、投資家はインカムの着実な成長を当てにすることができます。

以上のことを念頭に、投資家が注目すべき特別な配当銘柄としてペプシコ(NASDAQ:PEP)とプロクター・アンド・ギャンブル(NYSE:PG)を取り上げます。

業績は好調なペプシコ

スナック食品および飲料大手のペプシコは1965年から配当を続けており、2021年の増配により増配は49年連続となり、配当王の要件を満たすまであと一歩に迫ることになります。

同社の2020年度の業績は目覚ましく、スナック食品部門が例年通り成長に貢献しましたが、飲料の販売数量はやや減少しました。

最高経営責任者(CEO)のラモン・ラグアルタ氏は2月中旬、2020年度の好調な業績は「多角化された事業ポートフォリオ、機動性の高いサプライチェーン、市場における営業努力」によるものだと述べました。

ペプシコは、6月から1株当たり配当を5%引き上げて4.30ドルとすると発表しました。

一方、2021年初めの株価低迷を受けて配当利回りは3%を超えました。

これはインカム投資家にとって素晴らしいボーナスと思われます。

業界をリードするプロクター・アンド・ギャンブル

プロクター・アンド・ギャンブル(以下、P&G)は例年、第3四半期の決算を発表する4月に年間配当の引き上げを発表します。

しかし投資家は増配の発表を待つ必要はありません。

P&Gの業績は、パンデミックによって生活必需品への需要が押し上げられる前から好調でした。

同社はこうしたプラスのトレンドをパンデミックの局面でさらに拡大させ、株価はキンバリー・クラーク(NYSE:KMB)などの同業他社をアウトパフォームしています。

直近四半期の内部成長率は8%となり、2021年度通期の内部成長率も前年度比で加速する見込みです。

パンデミックの脅威が今後数四半期で薄まるにつれて同社の成長は鈍化すると思われます。

とはいえ、消費者が自宅で過ごす時間が増える中、ランドリーケアやホームケアなどコアニッチ分野の製品の売上高は持続的に増加する見通しです。

また、成長率が低下した場合でも、利益率とキャッシュフローは業界トップクラスであるため、魅力的なリターンを提供することができます。

P&Gが過去6ヵ月間に創出した営業キャッシュフローは100億ドルで、1年前の85億ドルから増加しました。

4月に発表される今年の増配率は、昨年並みの6%かそれ以上となる可能性があります。

今年も増配すれば、65年連続の増配となります。

このように長期にわたり増配を維持できるのは、同社がペーパータオル、洗剤、シェービングケアなど生活実需品で圧倒的な市場シェアを握っているからです。

 

転載元:モトリーフール

 

免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Demitri Kalogeropoulosは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、記事で言及されている株式を保有していません。