モトリーフール米国本社、2021年3月4日投稿記事より

新型コロナウィルスのパンデミック(世界的流行)は収束していませんが、この1年で多くの企業が対応に成功しました。

国際通貨基金(IMF)は、世界経済の今年の成長率を5.5%と予測し、ノーマルな日常に状況は少しずつ戻りつつあります。

今後最も恩恵を享受しそうなマイクロチップ・テクノロジー(NASDAQ:MCHP)、PTC (NASDAQ:PTC)、ファイブ・ビロー(NASDAQ:FIVE)の3銘柄を検証します。

マイクロチップ・テクノロジー:隠れたゲームチェンジャー

時価総額が420億ドルの同社の製品は、電子機器の制御に使われるマイクロコントローラー(マイコン)からセンサーまで多岐にわたり、どの製品も今後も需要がなくならないものばかりです。

2020年12月までの3四半期の売上高は横ばい基調でしたが、緩やかながら回復が見えています。

アナリストコンセンサス予想によれば、今年の売上高は1桁成長、増益率は増収率を多少上回る見通しです。

しかし同社は、現在の見通しを急速かつ大幅に上回りそうな売上げにつながる新技術に取り組んでいます。

先月公表された音声・画像ブリッジ(AVB)の新技術では、同社の「LAN9360」と名付けたイーサネットコントローラーを使うことで、自動車メーカーは車載インフォテインメント(情報・娯楽)システムに送られてくる音声・画像信号処理を容易に向上させることができます。

わずか数日前には、宇宙向けに放射線硬化パワーコンバーターを発表しました。

接続技術の新たな時代に多くの小さな問題を解決していく必要がある顧客にとって、こうした技術進歩は重要です。

PTC:工業用ARソリューションで必要とされる

ソフトウェア会社であるPTCが提供するのは、実在する風景に仮想のデジタル情報を重ねて表示する拡張現実(AR)ソリューション、コンピューター支援設計(CAD)機器、数人の参加者を連携させるコラボレーションプラットフォームです。

いくつかの学校が、オンライン授業のためにPTCのプラットフォームを採用し、またロボット工学や自動化機器メーカーであるロックウェル・オートメーションも、自社の機器製品にPTCのARソリューションを組み込んでいます。

2020年のパンデミックは、PTCにとって追い風だったかもしれません。

2020年9月期売上高は前期を16%上回り、利益も同程度の増益となりました。

今期第1四半期売上高は、為替変動による影響を除いて前年同期を12%上回り、同社は通期でも同程度の増加を予想しています。

堅調な成長とは言え、今後の成長を過小評価しているかもしれません。

PTCがロックウェルと結んだような提携関係は、標準となりつつあります。

2月には、同社の2つのARソフトウェアが富士通のスマート工場ソリューションに組み込まれると発表しました。

これは同社が、ソリューションが不可欠な工業・製造業向けAR市場の中心にいることを示しています。

調査会社IDCによれば、2023年までに工業用AR市場の規模は2018年の2倍超、AR市場全体では3倍近くに成長する見通しです。

ファイブ・ビロー:小売業の興味深い成功企業

「小売業の衰退」が進行する中で、小売株が成長銘柄として取り上げられることはあまりありませんが、ファイブ・ビローは例外でしょう。

同社は流行商品の低価格販売に特化し、1,000店を超える店舗を運営しています。

キャンディ、ビデオゲーム用品、玩具、装飾品などは扱う商品のごく一部ですが、ほとんどの商品が社名のとおり5ドル未満で購入できます。

アマゾンやウォルマートのような巨大企業が存在する中で、同社のような企業が勝ち残っているのは興味深いことですが、パンデミックの影響を受けた市場環境は決して楽なものではありません

2020年10月31日までの第3四半期の売上高は前年同期を26%上回りましたが、既存店売上高は同13%増でした。

また2020年度第1四半期から第3四半期までの累計売上高は、前年同期を5%下回りました。

しかし大局的に見ると、ファイブ・ビローが新規出店をしながら、既存店の売上高を増加することができたという事実は印象的です。

2020年度第4四半期の最初の2カ月では、既存店売上高が前年同期比10%超増加しました。

アナリストコンセンサス予想では、来年度売上高は前年度比30%増、1株当たり利益(EPS)は今年度の2ドル11セントから来年度は4ドル5セントと、2倍近くに増える見通しです。

 

転載元:モトリーフール

 

免責事項と開示事項 記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者James Brumleyは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、アマゾン株、エヌビディア株、アドビ・システムズ株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、ファイブ・ビロー株、PTC株を推奨しています。モトリーフール米国本社は、以下のオプションを推奨しています(アマゾン株の2022年1月の1940ドルのショート・コール、アマゾン株の2022年1月の1920ドルのロング・コール、ファイブ・ビロー株の2022年1月の120ドルのショート・コール)。