モトリーフール米国本社、2020年8月23日投稿記事より

ストリーミング動画配信プラットフォームからソーシャルネットワークまで、デジタルメディアは既に世界を変えてしまいました。

しかし、デジタルコミュニケーション革命はまだ始まったばかりであり、この業界のトップ企業は今後数十年にわたって大きな成長を遂げるとみられます。

当社は、モトリーフールの3人の寄稿者に、市場を大幅に上回るリターンを生みそうなデジタルメディア銘柄を挙げてもらいました。

その3銘柄として、エロスSTX(NYSE:EROS)、ピンタレスト(NYSE:PINS)、アルファベット(NASDAQ:GOOG)(NASDAQ:GOOGL)を紹介します。

エロスSTX

エロスSTXは、インド市場におけるサブスクリプション式ストリーミング配信のリーダーであり、過去10年間にわたり同国で最も好調な業績を挙げた映画館運営会社でもあります。

株価は年初来で約20%、過去3年間で60%超下落しています(執筆時点)。

しかし、同社株には爆発的なリターンを生み出す可能性があり、最近の下落は価値ある買い場を提供しています。

エロスの直近の決算は、市場の予想よりはるかに大きな赤字でした。

投資家は、同社が最近、米国の映画・テレビ会社STXとの合併を完了したことにあまり価値を見いだしていないようです。

新型コロナウイルスのパンデミックにより、インドを含む世界全体で映画館が閉鎖されており、エロスは制作費を調達するために負債を負っています。

しかし、同社の株式は、株価の値動きであるボラティリティを許容できる投資家にとっては人生を変える投資になるかもしれません。

エロスとSTXの2019年の合計売上は約6億ドルでした。

つまり、昨年の売上に対する株価売上高倍率(PSR)は約0.85倍です(執筆時点)。

経営陣は、今後2~3年間にわたって、ストリーミング配信を中心に売上が堅調に増加し、2022年には10億ドルに達すると予想しています。これに従うと、予想PSRはわずか0.5倍です。

インド市場では、広告ベースのプラットフォームにおけるサブスクリプション加入者や視聴者1人当たりの収益は依然として低水準にとどまっていますが、収益化の状況は長期的に見て改善し続けるでしょう。

国際通貨基金(IMF)によれば、昨年のインドの国内総生産(GDP)は約2兆9,400億ドルでした。

これに対して、米国のGDPは21兆4,400億ドルです。

しかし、一部のアナリストは、2030年にはインドのGDPが米国のGDPを超えると予想しています。

この予想が実現するかは不明ですが、インド経済が今後10年間で力強く成長する可能性は高いとみられます。

そして、それは同国の娯楽産業の大幅な成長を伴うでしょう。

ピンタレスト

ピンタレストは、他の多くのソーシャルメディアと同様に、業界を支配するフェイスブック(NASDAQ:FB)との競争という困難な課題に直面しています。

また率直に言って、1年以上前の新規株式公開(IPO)において、ピンタレストはあまり関心を集めませんでした。

さらに、今年前半には株価が10.10ドルまで落ち込みました。

しかし、それ以降、株価は3倍以上も上昇し、1年前の過去最高値を上回りました。

同社の直近の決算が予想を上回り、1株当たり損失が予想よりも小幅な0.07ドルだったことも、株価上昇を支えました。

さらに、パンデミックにもかかわらず、同社の売上は4%増加しました。

前四半期、米国の売上は2%減少する一方、海外での売上は72%増加しています。

ピンタレストは毎月約4億人のユニークユーザーを引き付けています。

昨年時点で、こうしたユーザーの3分の2が女性で、うち10人中8人が母親でした。

統計的にみて、母親は家庭における購買の意思決定のほとんどを担っているため、広告主にとってピンタレストの価値は高まっています。

トッド・モーゲンフェルド最高財務責任者(CFO)は、来四半期の売上の伸びが前年同期比30%台半ばになると予想しています。

同氏は、7月の売上の伸びが前年同月を約50%上回ったとも述べました。

来四半期の1株当たり利益(EPS)のコンセンサス予想は0.02ドルです。

フェイスブックは引き続きソーシャルメディア業界全体を支配するとみられますが、ピンタレストはフェイスブックが手を出せない可能性が高いニッチを押さえています。

さらに、ピンタレストは米国以外の市場への参入を続けており、今後数年間にわたって成長モードを維持する見込みです。

アルファベット

YouTubeは、アルファベットのグーグル・サーチ・エンジン以外のもう一つの顔で、時価総額1兆ドルのコングロマリットであるアルファベットの成長のけん引役として重要性を増しており、デジタルメディア業界における同社の力を強めています。

2019年第4四半期、アルファベットはついにYouTubeの一部の財務指標を開示するようになりました。昨年のYouTubeの広告収入は36%増の151億ドルでした。

一方、今年の成長率は、主に新型コロナウイルスのパンデミックによって多くの大手ブランド広告主が広告支出を削減しているために鈍化しています。

しかし、経済が回復するにつれて、マーケティング担当者はYouTubeでの広告支出を増やす可能性が高いでしょう。

アルファベットが開示するYouTubeの広告収入には、YouTube Premium、YouTube Music、YouTube TVなどのサブスクリプションサービスが含まれません。

アルファベットはこうした収益を他の事業の収益とともに「グーグルその他」セグメントで報告しているため、サブスクリプションサービスによる収益額を知ることはできません。

しかし、当該収益は急速に増加している公算が大きいとみられます。

特にYouTube TVは成長の強力なけん引役になる可能性があります。

同サービスは、優れたチャンネルのラインアップや無制限のストレージ容量などの素晴らしい機能を備えており、現在利用可能なストリーミングTVの中で最も魅力的な選択肢の1つです。

投資家は、巨大になる可能性があるストリーミング市場で、YouTube TVが引き続き市場シェアを獲得することを期待できます。

これは今後数年間にわたり、アルファベットの成長、ひいては株主の利益にとって追い風となるでしょう。

 

転載元:モトリーフール

 

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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アルファベットのエグゼクティブであるSuzanne Freyは、モトリーフール社の取締役会メンバーです。Randi Zuckerbergは、フェイスブックのマーケティング開発部の元ディレクターおよび元スポークスウーマンであり、マーク・ザッカーバーグCEOの姉です。Randiはモトリーフール社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Joe Tenebrusoは、記事で言及されている株式を保有していません。元記事の筆者Keith Noonanは、記事で言及されている株式を保有していません。元記事の筆者Will Healyは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、アルファベット(A株)、アルファベット(C株)、フェイスブック株、ピンタレスト株を保有し、推奨しています。