モトリーフール米国本社、2020年8月23日投稿記事より

長期的な成長見通しに優れたグロース株を基礎に、インカムゲインを見込める高配当株を重ねていくというのが、典型的なポートフォリオの構築方法です。

しかし、成長性と配当だけでなく、十分な業種分散を確保することの重要性が、最近改めて浮き彫りになっています。

コロナ禍により、観光関連の業界が大きなダメージを受ける一方、デジタル決済などは影響が小さく、むしろ追い風にしている企業もあります。

以下では、コロナ禍でも業績を伸ばしており、業種分散に役立つ可能性のある3銘柄を紹介します。

ドミノ・ピザ

売上ベースで世界最大のピザチェーンであるドミノ・ピザ(NYSE:DPZ)は、コロナ禍で予想外の好業績を上げています。

90を超えるエリアで1万7,100店以上を展開する同社は、移動制限やロックダウンでダメージを受けると予想されていました。

しかし、第2四半期(4-6月期)決算は米国の既存店売上高が16.1%伸びるなど、前年同期比13.4%の増収を達成し、純利益は28.5%増の1億1,870万ドルとなりました。

自宅で過ごす時間が増えていることに伴うデリバリー需要の増加が追い風となったため、第2四半期は店舗数が84店の純増となり、1-6月で1億7,810万ドルのフリーキャッシュフローを生み出しています。

好調な需要に対応するため、そして雇用を創出して地域社会を支えるため、2万人の追加採用を計画しています。

世界のピザ市場は2019年時点で1,410億ドル規模と大きく、36%のシェアを誇る同社の成長の余地はまだ十分にあると言えそうです。

ペイパル

オンライン決済サービス最大手のペイパル・ホールディングス(NASDAQ:PYPL)は、独自の決済プラットフォームでペイパル、ブレインツリー、ベンモ、ズームといった決済ソリューションを提供しています。

コロナ禍中にオンラインショッピングなどに伴う利用が伸び、第2四半期(4-6月期)は売上高が前年同期比22%増の53億ドル、純利益が同86%増の15億ドルと、過去最高の業績となりました。

アカウント数も2,130万件増加し、アクティブアカウント数は前年同期比21%増の3億4,600万件に達しています。

取扱高は同29%増加し、初の2,000億ドル超えを達成しました。

ダン・シュルマン社長兼CEO(最高経営責任者)によると、アカウント数が急増し始めてからまだ数カ月であり、今後もさらなる成長を期待できるかもしれません。

アップル

ビデオ通信用にMacブックやiPhoneを購入する人が増える中、アップル(NASDAQ:AAPL)も好業績を維持しています。

第3四半期(5-7月期)は中核5部門が全て増収を達成し、売上高は前年同期比10.9%増の597億ドルとなりました。

中でもウェアラブル部門とサービス部門の増収率は、それぞれ16.7%と14.8%に達し、全売上高の22%を占めるに至ったサービス部門は、粗利率を67%に伸ばしています。

革新的な製品を発売し続けており、近日発表予定のiPhone 12とアップルウォッチ6は、大きな期待を集めています。

強力なアプリ群に恵まれ、サービス部門が生み出す経常的な利益が増えていることからも、今後数年にわたり成長を続けていく見込みです。

 

転載元:モトリーフール

 

免責事項と開示事項
記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Royston Yangは、アップル株を保有しています。モトリーフール米国本社は、アップル株、ペイパル・ホールディングス株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、ペイパル・ホールディングス株のオプションを推奨しています(2022年1月の75ドルのロング・コール)。