モトリーフール米国本社、2020年9月6日投稿記事より

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのデータによると、電気自動車メーカーのテスラ(NASDAQ:TSLA)の株価は、8月だけで74.2%急騰しました。

8月31日に、テスラの株は5対1で株式分割され、1株あたり498.32ドルで8月を締め括りました。

なお、株式分割前の株価は2,491.60ドルで、7月31日時点の株価はわずか1,430.75ドルです。

1月1日から考えると、テスラの株価は8月31日までで、500%近く上昇したことになります。

テスラにとって、8月はさまざまなニュースがありました。

パナソニックがテスラの「ギガファクトリー1」への投資を1億ドル増やすことが報告され、中国ではビジネスの後退も経験しました。

しかし、今回のテスラ株の値上がりは、株式分割するという決断によるところが大きく、同社が8月11日に「8月末に株式分割をする」と発表してから、株価は明らかに動意づいています。

株式分割は個人投資家の保有価値に直接影響を与えるものではありません。

それでも、買い求めやすい株価になることで、新規の投資家が参入しやすくなると考えられていました。

そして、案の定テスラに投資する投資家が増え、価格が上昇し、「見逃すことの恐怖心(FOMO)」によって、テスラ株投資への関心はますます高まりました。

テスラの株価は9月に入ってから20%近く下がっていますが、あまり驚くではありません。

投資家は、8月31日の株式分割に向けて、途方もなく高いバリュエーションでテスラ株を購入してきました。

株価が下落し始めて、短期投資家は利益を確保するために売却し始めています。

最近株価が下落したにもかかわらず、株価は今までのところ年初来から350%以上、過去5年で700%以上上昇しています。

テスラの株価は、これから1ヶ月はもちろんのこと、1〜2年でどこに到達するかを把握することは不可能でしょう。

気をつけるべき点は、株式分割自体は会社や経営に関して根本的な変化をもたらさないため、投資家は、株価が強気の場合でも、他の人に合わせず自分で判断する必要があるという事です。

 

転載元:モトリーフール

 

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記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者John Bromelsは、テスラ株を保有しています。モトリーフール米国本社は、テスラ株を保有し、推奨しています。