モトリーフール米国本社、2020年8月13日投稿記事より

アマゾン・ドット・コム(NASDAQ:AMZN)は世界最大のオンライン小売企業です。

ジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)は圧倒的な力を持つマーケットプレイスを築き、アマゾン・ドット・コムを市場価値の最も高い企業の一つへと成長させました。

アマゾンは多くのマーケットで成功していますが、すべてのマーケットを独占しているわけではありません。

家具や家庭用品のオンライン小売、ウェイフェア(NYSE:W)、ペット関連製品のチューイ(NYSE:CHWY)、ハンドメイド品のマーケットプレイスを運営するエッツイ(NASDAQ:ETSY)は、アマゾンと競合するマーケットにいながらも、それぞれの分野でアマゾンを凌ぐ成功を遂げています。

その秘密を見ていきましょう。

ウェイフェア:拡張現実でオンラインでの家具購入を容易にする

アマゾンでも大型家具や部屋の装飾品は買えますが、ウェイフェアは積極的なマーケティングやテクノロジーを活用して、アマゾンを凌ぐペースで成長しています。

同社の2020年第2四半期売上は、前年同期比84%増でした。新型コロナウイルスのパンデミックの影響があったことは明らかです。

在宅の人が増え、近所のショールームが休業という状況の中で、部屋の模様替えをしようとウェイフェアを利用する人が増えました。

ウェイフェアは、引っ越し直後の顧客に対してクーポン券を送付するなど、積極的なマーケティングを行なっています。

さらにアマゾンに先行して、拡張現実(AR)にも力を入れています。

2年前に同社チームは、自宅に家具を配置した様子をシュミレーションできる機能の提供を始めました。

同社は、オンライン家具小売の水準を引き上げています。

市場が落ち込んだ3月中旬以降、上昇著しい銘柄となっています。

チューイ:オートシップが好調な売上の鍵

アマゾンがペット市場に参入して長年経ちますが、多くの消費者がペット専門のオンライン小売、チューイを利用しています。

同社の2020年第1四半期の売上は、前年同期比46%増となりました。

同社には1,500万人の顧客がいますが、その顧客を維持できているのは、オートシップと呼ばれる定期購入で値引きが受けられるシステムのおかげです。

アマゾンにも同じ様なサービス、定期おトク便がありますが、市場の形勢を一変することはなかったようです。

一方でチューイのオートシップは、同社売上の68%を占めています。

エッツイ

アマゾンは、ウェイフェアやチューイに先行して家具やペット用品を販売していましたが、エッツイの場合、状況は異なります。

エッツイは、アーティストがハンドメイド品を出品するマーケットプレイスを提供して大ヒットしました。

同社が2015年の株式公開(IPO)に向けて勢いを増す中、アマゾンが同様のカテゴリーを加えて対抗しました。

アマゾンのハンドメイド・マーケットプレイスは、アーティストたちを引きつけようとしましたが、エッツイのコミュニティを凌駕するまでには至っておりません。

エッツイはアマゾンの影響を受けながらも、最近は好調に推移しています。

2020年第2四半期の売上は前年同期比137%増で、流通取引総額(GMV)は146%増となりました。

特に人気だったのはマスクで、ファッショナブルでユニークなマスクを求める人が多く訪れました。

さらに、マスク以外の商品の売り上げも急増しました。

アマゾンも堅調ですが、ウェイフェア、チューイ、エッツイの3銘柄は、オンライン小売セクターで最も成長率が高く、アマゾンの成長率を凌いでおります。

 

転載元:モトリーフール

 

免責事項と開示事項
記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アマゾンの子会社ホールフーズ・マーケットのCEOであるJohn Mackeyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Rick Munarrizは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、アマゾン株、エッツィ株、ウェイフェア株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、チューイ株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、アマゾン株のオプションを推奨しています(2022年1月の1940ドルのショート・コール、2022年1月の1920ドルのロング・コール)。