モトリーフール米国本社、2020年7月19日投稿記事より

史上最高の投資家であるウォーレン・バフェットは、株式市場で成功するためには時代を超えた普遍的な原則に従うべきだと主張しています。

彼が投資を検討するにあたって最も注目する点は、競争力です。

つまり、参入障壁が高いか低いかという点に最も注目します。

チポトレ・メキシカン・グリル(NYSE:CMG)は、レストラン業界における全く新分野を作り上げてきたため、他社が参入するのは難しいといえます。

ブランドの認知度、顧客への価値提案、適切な価格設定が、同社の競争上の優位性を支えています。

ブランド力の強さ

チポトレが重視している戦略の1つは、そのブランドをより人々に愛されるようにすることです。

同社は、ファストカジュアル(ファストフードとファミリーレストランの中間の新業態。

2000年代以降のアメリカの外食業界では一番伸びている業態)のパイオニアです。

同社は、他社との激しい競争を繰り広げています。

しかし、同社はこの業態において支配的な地位を占めています。

例えば、イタリアンのファストカジュアルレストランは「イタリアのチポトレ」と呼ばれることがよくあります。

チポトレのブランドは消費者に浸透しており、これは今後何年にもわたって同社に利益をもたらすでしょう。

2015年の大腸菌発生を大きな問題ととらえたチポトレは、レストランとサプライチェーンの衛生面を徹底的に強化しました。

その積極的な対応は、顧客の信頼を取り戻すことになりました。

2016年は落ち込んだものの、それ以来、売上と利益は毎年増加しています。

「同社は逆境を乗り越え、再び成長軌道に乗っている」とバフェットは評価しています。

顧客を喜ばせられる企業

チポトレは、シンプルさ、品質、および手頃な価格により、顧客に満足のいく体験を提供します。

顧客のロイヤルティを高めるために、同社は2019年にポイントプログラムを開始しました。

2020年の第1四半期の時点で、当プログラムには1,150万人の登録メンバーが存在します。

COVID-19の流行により、チポトレは自社のデジタルインフラの有効性について問われることになりました。

幸いなことに、同社はすでにキッチンレイアウトの改善に投資していました。

さらに、配達サービスを強化してきました。

第1四半期のデジタル注文は3億7,200万ドルで、前年比81%増加しました。

6月30日に終了した第2四半期は、米国全体のロックダウン時期が含まれていたため、デジタル注文の比率はさらに高くなる可能性があります。

バフェットは、顧客を喜ばせる会社を所有することを好みます。

それは、消費者の好みが常に変化するレストランビジネスでは特に重要なことです。

価格支配力

チポトレは、長年にわたって売上高を損なうことなく、一貫して価格を引き上げることに成功してきました。

2017年から2018年の初めに、さまざまなメニュー項目の価格が5%から7%上昇しました。そして、特定のメニューはさらに上昇しました。

しかし、2016年から2019年にかけて、年平均13%の成長率で売上高は増加したのです。

価格設定力はバフェットがあらゆるビジネスで好む特性であり、それは、顧客が自らの購入している製品を評価していることを示しています。

私は、チポトレがメニュー価格を調整し続け、食品コストが上昇した場合でも利益を確保できることを期待しています。

過去のPERが95倍であるため、チポトレ株は決して割安とは言えません。

過去数年間の急速な成長と、進行中のパンデミックにおける同社の回復力と相まって、同社の株価は上昇を続けています。

同社の強固なバランスシート、競争上の優位性、優れたビジネスモデルは、投資家の注目を集めています。

 

転載元:モトリーフール

 

免責事項と開示事項
記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Niel Patelは、記事で言及されている株式を保有していません。モトリーフール米国本社は、バークシャー・ハサウェイ(B株)、チポトレ・メキシカン・グリル株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、バークシャー・ハサウェイ(B株)のオプションを保有しています(2021年1月の200ドルのロング・コール、2021年1月の200ドルのショート・プット、2020年9月の200ドルのショート・コール)。