モトリーフール米国本社、2020年6月1日投稿記事より

世界経済の非常に不安定な状況が続く中、投資家が安心して夜眠るための方法は、健全なバランスシートと確実なキャッシュフロー創出能力を備えた株式を保有することです。

フェイスブック(NASDAQ:FB)、バークシャー・ハサウェイ(NYSE:BRK.A)(NYSE:BRK.B)、アルトリア(NYSE:MO)はそうした要求に応える銘柄です。

フェイスブック:ソーシャルメディアの寡占化とともに現金創出能力が高まる

ソーシャルメディアの最大手であるフェイスブックはFacebook、Instagram、Messenger、WhatsAppという4つの主要アプリを擁し、中でもFacebookは全世界で約30億人もの月間アクティブユーザーを抱えています。

巨大なユーザー基盤が同社の競争上の優位性を支えているのです。

2019年通期の営業利益率は34%ですが、連邦取引委員会(FTC)に科せられた50億ドルの罰金がなければ42%となっていました。

驚くことではありませんが、同社の広告主に対する大きな価値によってもたらされている同社の高い営業利益率により多くの現金を創出しています。

2019年に創出されたフリーキャッシュフロー(FCF)は211億ドルで、2020年第1四半期終了時点の現金と現金等価物および有価証券の保有高は603億ドルでした。

フェイスブックがユーザー基盤を拡大させ、プラットフォーム(特にInstagram)をさらに収益化し、オンラインショップ構築サービスFacebook Shopsなどの新たなサービスを導入するにつれ、同社の現金創出能力は時価総額と同様、高まる一方となるでしょう。

バークシャー・ハサウェイ:他に類を見ないコングロマリット構造が安定したFCFを創出

ウォーレン・バフェット氏が率いるコングロマリット企業、バークシャー・ハサウェイのような企業は世界でも他に例がありません。

傘下に消費財、保険、鉄道、エネルギー、製造など様々な業種の企業を持つ一方、コカ・コーラやアップルのような企業の株式を数十億ドル相当の額で保有する巨額の投資ファンドを運用しています。

バークシャーは株価パフォーマンスが最も優れた銘柄の1つとして過去50年にわたり君臨してきました。同社の現在の時価総額は約4,450億ドルです。

バフェット氏がバリュー株投資を好み、持続可能な競争上の優位性を備えた株式と企業への投資に固執してきた結果、バークシャー・ハサウェイの現金創出能力は揺るぎないものとなっています。

同社は2019年に227億ドルのFCFを生み出しました。

これには投資収益は含まれていません。

2019年終了時点の現金と現金等価物および有価証券の保有高は1,250億ドルでした。

こうした現金はバフェットが魅力的な新しい投資案件を見つけた場合の強力な軍資金となります。

アルトリア:悪材料により株価が割安化しているが収益力は高い

大手タバコメーカーのアルトリアも過去50年間で最もパフォーマンスの優れた銘柄の1つです。

その大部分は気前の良い配当によるもので、現在の配当利回りは8.7%です。

アルトリアの現金創出能力が高いのは明らかです。

2019年の営業利益率は41.1%、営業利益は103億ドル、FCFは76億ドルでした。

同社の目覚ましい利益率は、マルボローなどのブランドを持ち米国タバコ市場における50%のシェアによって支えられています。

同社は景気後退に強い企業として知られ、タバコの売上高がストレスの多い状況で増える傾向にあることを裏付ける証拠があるにもかかわらず、株価は前年同期から22%下落しています。

背景には、同社が128億ドルを出資した電子タバコ会社ジュールラボに関して数十億ドルの減損損失を余儀なくされ、しかも医療用大麻生産会社クロノス・グループの45%の株式持ち分を18億ドルで取得したことから、投資家が同社の将来を警戒していることがあります。

アルトリアの長期的な将来は不透明であっても、喫煙者数の減少は緩慢であり、それによって同社とその投資家はしばらくの間は力強い利益を享受できます。

PERが9倍を割り込み、配当利回りが9%に近い中、アルトリアは現時点での掘り出し物と思われます。

 

※マネックス証券では、バークシャー・ハサウェイ(NYSE: BRK.A)の取扱いはしておりません。

 

転載元:モトリーフール

 

免責事項と開示事項

記事は、一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。Randi Zuckerbergは、フェイスブックのマーケティング開発部の元ディレクターおよび元スポークスウーマンであり、マーク・ザッカーバーグCEOの姉です。元記事の筆者Jeremy Bowmanは、フェイスブック株を保有しています。モトリーフール米国本社は、アップル株、バークシャー・ハサウェイ(B株)、フェイスブック株を保有し、推奨しています。モトリーフール米国本社は、バークシャー・ハサウェイ(B株)のオプションを保有しています(2021年1月の200ドルのロング・コール、2021年1月の200ドルのショート・プット、2020年6月の205ドルのショート・コール)。