モトリーフール米国本社、2020年1月27日投稿記事より

高配当株でも配当が毎年増えていないなら、物価上昇を加味すると受け取る配当は実質減ることになります。

だからこそ、増配実績の優れた銘柄はとりわけ魅力的です。

そこで、25年以上にわたり増配を続けている高配当株3銘柄を以下にまとめました。

1. カーディナルヘルス

医療ソリューション提供大手のカーディナルヘルス(NYSE:CAH)は、増配を30年以上続けています。

現在の四半期配当は0.4811ドルで、年間1.92ドル。

配当利回りは27日現在3.5%に上ります。5年前に比べて配当は40%以上増額され、年平均7%以上増えた計算です。

ただし、直近1年の増配率は1%にとどまっています。

ここ12カ月の売上高は1,480億ドル。

2020年第1四半期に56億7,000万ドルの訴訟費用を計上しましたが、それがなければ利益も堅調でした。

また、14億ドルのフリーキャッシュフローで過去4四半期の配当支払い5億7,300万ドルを十分にまかなえており、引き続き増配を期待できそうです。

2. マクドナルド 

優良銘柄でなおかつ高配当のマクドナルド(NYSE:MCD)は増配を40年以上継続。

四半期配当1.25ドル、年間5ドルで、配当利回りは2.3%とカーディナルヘルスに比べれば見劣りしますが、S&P500指数銘柄平均の1.85%を上回っています。

5年前に対する増配率は47%以上に達し、年平均8%増加。

直近1年も7.8%引き上げています。

最近12カ月のフリーキャッシュフローは52億ドルで、この間の配当支払い35億ドルを優にカバーできる水準です。

3. コルゲート・パーモリーブ

大手日用品メーカーのコルゲート・パーモリーブ(NYSE:CL)はパーソナルケア製品から食品、ヘルスケアまで幅広く多角的に事業展開しており、それもあって過去3年にわたり150億ドルを超える売上高を維持しつつ、20億ドル以上の利益を上げ続けています。

増配継続期間は3銘柄のうち最長の57年。

直近の増配は四半期配当で2.4%増の0.43ドル。

配当利回りは2.4%とマクドナルドをやや上回っています。

2015年からの増配率は19%、年平均で3.6%と前2銘柄を下回りますが、増配を末長く持続できる水準と言えるでしょう。

最近12カ月のフリーキャッシュフローも27億ドルと、配当支払いに充てた16億ドルを十分に上回っています。

上で紹介した3銘柄の配当利回りは、一部の高配当銘柄に対して見劣りするかもしれません。

しかし、配当の安定的な増加を見込めるだけに、ポートフォリオの大きな柱になり得ることでしょう。

 

転載元:モトリーフール