モトリーフール米国本社、2020年1月19日投稿記事より

テクノロジーほど世界経済に重要なセクターはありません。

また、大きなリターンを求める投資家にとっては、このセクターが最も魅力的です。

テクノロジーセクターの中でも、業界ウォッチャーは特に5G関連銘柄を注視しています。

5Gは、現在の無線ネットワークが提供するものよりも劇的に速いアップロードおよびダウンロード速度をもたらします。

このスピードは今後、製造業の自動化、自動運転、ARなど、多くの分野で不可欠となります。

5Gへのエクスポージャーが大きい高利回りのハイテク株を探している投資家は、ベライゾン(NYSE:VZ)、ブロードコム(NASDAQ:AVGO)、およびチャイナ・モバイル(NYSE:CHL)を検討する必要があります。

ベライゾン

IHS Markitによると、ベライゾンはアメリカ最大のワイヤレスネットワークを運営しています。

ベライゾン株は約PER12倍で取引され、4%強の配当利回りと13年間の年間配当成長率を記録しています(数値執筆時)。

同社の収益の大部分はサブスクリプションによるものであり、これにより、利益が比較的予測可能となります。

膨大な加入者により、166億ドルのフリーキャッシュフロー(FCF)を生み出しています。また、6割の配当性向をみると、今後も着実な配当成長を期待することができます。

5Gへの移行により、ベライゾンは、高速ホームインターネットという新しい市場を開拓することを目指しています。

ブロードコム

ブロードコムは、通信関連チップを設計および製造する半導体企業です。

同社は、ブロードバンドモデムとネットワークインフラストラクチャ用のチップを製造し、アップルやサムスンなどの企業のスマートフォン用の無線および無線周波数チップを供給しています。

同社は、買収によりインフラストラクチャ(CA Technologiesを使用)およびセキュリティソフトウェア(Symantecを使用)へも進出しています。

ブロードコムの株式は、約13倍のPERで取引されており、本書の執筆時点での配当利回りは4%強です。

同社は急速な配当成長を実現しており、過去5年間で配当を800%以上増やしました。

2020年は、5Gが市場に登場し始める年であり、これはブロードコムにとって追い風となります。

また、データセンターチップ市場も大きく伸びるでしょう。

バランスシートも健全であり、今後買収を継続し、成長を加速させる可能性があります。

チャイナ・モバイル

チャイナ・モバイルは約4.6%の配当利回りを誇ります。

同社は中国市場で最大のモバイルプロバイダーであり、11月30日時点で9億5,000万人近くの加入者を持ち、4Gネットワーク上で7億5,000万人以上の顧客を抱えています。

総人口14億人の中国は、世界最大の5G市場になります。

なお、同社の次世代ネットワークテクノロジーの採用率は世界をリードしています。

中国の産業情報技術省のレポートによると、チャイナ・モバイルはすでに380万台のデバイスの5Gサービス対応にしています。

そして、2020年末に予想される5G加入者数を7000万人から1億人に引き上げました。

ベライゾン、AT&Tや米国内の他の企業は、市場でのリーダーシップを確保するために戦う必要があります。

しかし、チャイナ・モバイルは中国政府に支援されているという利点があります。

政府は会社の方向性に大きな影響を与えることができるため、投資家には一定のリスクが伴います。

しかし、チャイナ・モバイルが中国最大の5Gプロバイダーになることはほぼ確実です。

同社の多額の配当を考えると、検討に値する銘柄といえそうです。

 

転載元:モトリーフール