モトリーフール米国本社、2019年11月3日投稿記事より

コカ・コーラ(NYSE:KO)は、優れた米国配当銘柄の一つです。

飲料業界の巨人は、数十年にわたって成長し続けており、巨大なグローバル企業になっています。

そして、同社は57年連続で増配を行っています。

コカ・コーラに比肩するような配当株は多くありません。

しかし、いくつかの銘柄は、コカ・コーラの配当利回り(11月29日時点で2.97%)とより速い増配でコカ・コーラを上回っています。

このような銘柄を詳しく見ていきましょう。なお、特に明記のない限り、数値は執筆時点のものです。

ユナイテッド・パーセル・サービス(NYSE:UPS)

物流大手のUPSは、投資家が小包配達ビジネスの可能性について不安視したため、2019年5月にかけて下落し、その後反転しました。

配当利回りはコカ・コーラよりも高い3.20%となっています(11月29日時点)。

UPSの最新決算発表によれば、同社は大規模なグローバル配達ネットワークを活用しようとしています。

第3四半期の売上高は、主力の米国セグメントでの大幅な数量増により5%増加しました。

潤沢なキャッシュフローにより、2019年は6%の増配を行いました。

増益トレンドは、今後数年間にわたって増配を下支えするとみられます。

TJXカンパニーズ(NYSE:TJX)

ブランド衣料のディスカウント小売企業TJXの配当利回りは1.51%で(11月29日時点)、コカ・コーラを大きく下回ります。

しかし、配当株投資家が同社株を好むいくつかの理由があります。

同社は非常に速いスピードで増配しています。

2018年の25%の増配に続いて、今年は配当を18%増やしました。コカ・コーラの今年の増配率は3%未満でした。

TJX は、好況と不況が含まれる過去23年間を通じて高い増収率を記録しています。

TJXは今後10年間も堅調な増収を遂げると見込まれています。

経営陣は、米国、カナダ、ヨーロッパ、オーストラリアなどの先進国市場で店舗ベースを大幅に拡大する余地があると考えています。

さらに既存ブランドショップのTJ MaxxおよびMarshallsでの着実な成長は、継続的な増配を支えると思われます。

明暗分かれた米国小売業決算:低迷する百貨店のコールズと堅調なブランド衣料のTJX

キンバリー・クラーク(NYSE:KMB)

健康・衛生用品メーカーのキンバリー・クラークは、クリネックス・ティッシュおよびハギーズおむつなどで、安定したリターンを投資家に提供しています。

キンバリー・クラークは、1935年以来四半期ごとに配当を支払い、過去46年間もの間その配当を引き上げてきました。

同社の配当利回り(3.02%、11月29日時点)はコカ・コーラの配当利回りをやや下回りますが、投資家は株価上昇の可能性のためにこの銘柄を選好しているかもしれません。

積極的なリストラ計画と原料・製品コスト低下により、2019年には利益が急増しています。

同社の売上高および利益は、好調なライバルのプロクター&ギャンブル(NYSE:PG)を追っています。

なお、他に注目される配当銘柄としては、AT&T(NYSE:T)やエクソンモービル(NYSE:XOM)があります。

 

転載元:モトリーフール