2018年11月29日(木)Market TalkのSummary

パウエルFRB議長発言を受けての米国株高について

・昨日のパウエルFRB議長の発言により、利上げ打ち止め感が出て米国株は大きく上げた。長期金利の水準も株価急落前のところまで戻ってきており、株価もいったんこれで調整完了 - 底入れということになるだろう。
・10月初頭の株価下落を招いた金利上昇は何がきっかけだったのか?
・パウエル議長の発言を受けて株は反応したが、長期金利は大した動きを見せていない。米ドル/円も少し円高になったくらいでほとんど動いていないことから考えると、株がこれだけリアクションしたのは下げ過ぎていたから、ということもあるだろう。

パウエル議長の発言により市場の想定より早く利上げを打ち止めにするとの観測が広がりましたが、これによって今後の米ドル/円やマーケットはどのように推移していきますか?

単純に金利水準そのものというよりも民間の活動 - 企業の融資が少しスローダウンして鎮静化してこないと本当の意味での利上げ打ち止め感は出ないだろうと思う。そういったことでいくとドルはまだ強いままではないか。

パウエル発言で米国株が大幅に上昇した一方、日本株の上昇はいまいちです。週末の米中首脳会談の結果が出るまで様子見すべきですか

日本株がこのところ米国株離れしており、連動性が薄れているので今回はついていかなかったということだろう。もちろん米中首脳会談の結果次第で相場が荒れることもあるだろうが、もういい水準だと思うので会談の結果を待たなくてもよいと思うし、もしも会談が物別れに終わって相場が下がることがあってもそこは買い場となるのではないか。

日米株ともに 年末高とみて 良いでしょうか

そう思う。この秋は米金利上昇、米中間選挙、原油安など色々な要因で大きく調整したが、その調整も完了し、ここからようやく年末高という恰好になるだろう。

夏から暴落を続けているナスダック指数ですが、そろそろ底入れですか

ハイテクの調整は終わったと思っている。ナスダックのような成長株の急落は金利上昇によるものでその金利上昇に見合うだけの株価下落をやっている。金利上昇も一巡感があるので底入れとみていいだろう。

米中会談でトランプ大統領が中国に譲れば「株式投資は23000円を目指す展開」になり、決裂ならば18000円を目指す展開になる可能性が高いとみる市場関係者もいますが、如何でしょうか

18,000円にはならないのではないか。もちろん決裂となればマーケットは悲観となるだろうが、これまで散々悲観的なことをやってきているので、今さら決裂となったところで20,000円を割り込むというのは考えにくいと思う。

他、来年の日経平均予想についても述べています。